ピーマン農家の生産性向上へ AI収穫ロボットをみやざきGRIP実証実験で導入 AGRIST2023年11月24日
AGRISTは日本の農業における労働力の高齢化と担い手不足の解決に向けて、JR九州ファーム、他2農家と協力し、ピーマン農家の生産性向上を目指すロボットのテスト運用を開始した。
官民連携のイメージ
この取り組みは、宮崎県が「持続可能な農林水産業」の実現を目指して設立した「みやざきグリーンイノベーションプラットフォーム(みやざきGRIP)事業」の一環で実施。みやざきGRIPは、豊富な農林水産資源を有する宮崎を舞台に、「持続可能な農林水産業」の実現に向けた新たなビジネス創出(イノベーション)を目指す民間企業、団体、農林漁業者、自治体などの出会いと連携づくりの場となる。
AGRISTは同プラットフォームを活用し、宮崎県内の生産者と連携しピーマン自動収穫ロボットの現場実装を目指したテスト運用を開始した。同社が開発したピーマン自動収穫ロボット「L」は、ピーマン農家の生産性を大幅に向上させる革新的な技術。このロボットは、ハウス内に設置したワイヤーに吊り下げられているため農場の地面の状態に影響されることなく安定して移動できる。また、AIを用いて収穫に適した果実を認識し、独自開発のベルト式収穫ハンドを使ってピーマンを自動で収穫するなど、生産性向上の収穫作業を効率化する。
AGRISTはみやざきGRIPを通して、収穫ロボットとの相性がいい栽培方法の指針を定めるとともに、オペレーションの詳細や、運用体制などを検討する。
◎検討事項
・長期間稼働時の収穫量の検証
・収穫口ボットに適した栽培管理方法の比較、検討
・他の農作業や人による収穫作業とのすみ分け
・必要なサポート体制の検討
重要な記事
最新の記事
-
「農業者のための農協」貫く(2)JAみっかび組合長 井口義朗氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年3月4日
-
政府備蓄米売り渡し 2回目入札6万t 速やかに準備を 江藤農相指示2025年3月4日
-
創刊100周年 第66回全国家の光大会レポート2025年3月4日
-
7年産主食用米高騰の弊害を考える【熊野孝文・米マーケット情報】2025年3月4日
-
造粒加工適性が大事 肥料メーカーからみた原料堆肥との向き合い方2025年3月4日
-
ベランダで米づくり「バケツ稲づくり」個人申し込み受付開始 JAグループ2025年3月4日
-
光選別機「ペレットソーターII」新発売 サタケ2025年3月4日
-
圃場登録機能を搭載した新型自動操舵システム「コムナビAG501」発売 HOSAC2025年3月4日
-
消費と生産をつなぐ生協の実践を報告「有機野菜技術フォーラム」登壇 パルシステム2025年3月4日
-
飼料メーカー専用品「マイクロライフ プライム」発売 東亜薬品工業2025年3月4日
-
牛乳にまつわる話だけのSNS漫画雑誌『週刊土日ミルク』第2号発行 Jミルク2025年3月4日
-
宇宙×園芸の未来を拓く「千葉大学宇宙園芸国際ワークショップ2025」開催2025年3月4日
-
鳥インフル 米ニュージャージー州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年3月4日
-
高校生が森・川・海の「名人」を取材「第23回聞き書き甲子園」優秀作品を決定2025年3月4日
-
香港向け家きん由来製品 茨城県からの輸出再開 農水省2025年3月4日
-
プラントベース「ナチュレ 恵 megumi 植物生まれ」リニューアル 雪印メグミルク2025年3月4日
-
カインズ 会津若松店で「中干延長米」の販売実験開始2025年3月4日
-
【役員人事】住友化学(4月1日付)2025年3月4日
-
【役員人事】三井化学クロップ&ライフソリューション(4月1日付)2025年3月4日
-
【人事異動】エスビー食品(4月1日付)2025年3月4日