スマート水管理デバイス「paditch」自動J-クレジット生成システムの導入第一号決定 笑農和2023年11月28日
アグリテックスタートアップの株式会社笑農和(富山県滑川市)は、同社が販売する水田におけるスマート水管理デバイス「パディッチ(paditch)」を導入する農地が、自動でJ-クレジットを生成できるシステム「paditchカーボン・オフセット」の購入を希望する「カーボンオーナー(企業)」とクレジットを創出する「カーボンプロバイダー(農業法人・自治体)」のパートナリングに成功。カーボンプロバイダー第一号として、富山県滑川市で水田を展開する農業法人の山光農園へのpaditch導入が決まった。
第一号のカーボンオーナーは脱炭素化支援株式会社(愛知県名古屋市)。山光農園はこのプログラムで100台のpaditch valveをカーボンオーナーの負担で導入する。「paditch」は100ほ場に設置され、そこから得られる全J-クレジット(カーボンクレジット)を取得する。
カーボンオーナーが支払う費用(温室効果ガスの排出権)によって山光農園は無償でpaditchを利用することが可能になり、確実な中干し延長エビデンスを取得しながら、水管理稼働の約80%の労力削減と、きめ細やかな水管理による収量増加を目指す。一方、脱炭素化支援は、水田由来の温室効果ガスができ、確実なJ-クレジットの取得が可能となり、山光農園は、10年間の稼働削減と収量増による売上増を見込んでいる。
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