水田のメタンガス削減へ 脱炭素化支援機構から資金調達 笑農和2023年12月22日
スマート水田サービス「paditch(パディッチ)」を開発、運営する笑農和(富山県滑川市)は、脱炭素に資する事業に資金供給などを行う脱炭素化支援機構から資金調達を実施した。
笑農和は、水稲栽培でもっとも作業時間のかかる水管理をDX化し、超省力化する「paditch(パディッチ)」を主力製品として開発・販売。また、水田由来のカーボンクレジット(排出権)販売に取り組んでいる。
同社はこの資金調達により、水田のメタンガス削減を遠隔・自動で行う事で、水田由来のカーボンクレジットを販売する「paditch sus」を開発し、稲の生育ステージを判断しながら、適切な水管理を様々なデータを元に提供する。
「paditch」は、スマートフォン、タブレット、パソコンと水田の水門やバルブをIoTでつなぎ、事務所や自宅、外出中にも遠隔で水位・水温の確認や開閉作業を行えるシステム。データドリブンで24時間自動開閉も可能で温暖化で水不足が叫ばれる中、収量・品質アップに貢献する。
今回の出資にあたり、引受先で脱炭素化支援機構の福井義高氏は「国内外の水稲農業従事者の経営安定化へ寄与し、水田の中干し期間の延長により温室効果ガスの抑制に貢献する笑農和の事業が拡大し、農業由来のメタンガス削減と地域の活性化につながっていくことを期待している」とコメントしている。
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