積雪地帯における「ブドウ根頭がんしゅ病」発生拡大の原因を解明 農研機構2024年1月25日
農研機構は、北海道大学と共同で、積雪地帯におけるブドウ根頭病の発生拡大の原因が高い病原菌密度であることを解明した。ブドウ樹が雪で覆われることで病原菌が冬眠状態で保存され、ブドウ樹の表皮やがんしゅ(樹に形成される大きなこぶ)内部の菌密度が高く保たれることが明らかになった。この成果は、ブドウ根頭がんしゅ病菌の季節変動を正しく理解し、効果的な被害対策を講じるために欠かせない知見となる。
図1:ブドウ根頭がんしゅ病の症状(赤い矢印が形成されたこぶ)
ブドウ根頭がんしゅ病は、ブドウ樹に大きなこぶ(がんしゅ:癌腫)が形成されて生育を阻害し、枯死を引き起こす土壌伝染性の難防除病害(図1)。同病は、凍害等により樹に傷が付くことで発病が誘発されることが知られていたが、雪で覆われると極端な低温にならず凍害を回避できることから、積雪地帯では本病の発生は少ないと考えられてきた。しかし、近年、世界でも有数の積雪地帯である北海道のワイン醸造用ブドウ栽培で同病の発生が目立ち、大きな問題になっている。
今回、農研機構と北海道大学の研究グループは、この矛盾点を検証し、積雪地帯における同病の発生拡大の要因を解明するため、北海道内の発病樹で根頭がんしゅ病菌を調査。その結果、病原菌は、発病樹では密度が季節変動しながら年間を通じて生存すること、冬に向けて病原菌の密度が増加することが明らかになった。また、冬の間は病原菌が雪に守られて高い密度で維持されることもわかった。これらの病原菌は翌年の伝染源として機能すると考えられる。
同成果は、積雪地帯で生じるブドウ根頭がんしゅ病の発生拡大の理解に役立つとともに今後の対策手法を検討していくために重要な知見となる。
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