植物工場向け授粉・収穫ロボット開発 HarvestX社へ出資 食の未来ファンド2024年2月26日
食の未来1号投資事業有限責任組合(食の未来ファンド)を運営するkemuri ventures合同会社は、植物工場向けの授粉・収穫ロボットを開発・販売するHarvestX株式会社(東京都文京区)へ出資。フードテック領域のスタートアップの事業成長を支援する。
HarvestX社は、植物工場におけるソリューションの開発を行うスタートアップ。特に、イチゴの生産過程における、植物の管理・受粉・収穫をロボットにより自働化させることで、安定した衛生的な生産と収量増加を実現することを目指している。既存の植物工場でのハチによる授粉はストレスと死亡率が高く、受粉率と衛生環境に問題があるが、授粉ロボットの導入はこれらの問題を解決し、食品製造業界への適用を可能にする。また、同社は、授粉ロボットだけでなく、イチゴの生産に必要な栽培設備や管理・運用システムを一気通貫して提供することで、農業の知識がなくても導入を可能にする。
今回、投資を受けるにあたりHarvestX社の市川友貴社長は「食の未来ファンドとの連携により、より一層、お客様の食に関わる課題を技術で解決することを加速して参ります」とコメント。また、投資を実行する食の未来ファンド(kemuri ventures)の岡田博紀代表は「HarvestX社の技術は日本のみならず、海外における農業にも大きなイノベーションをもたらすと確信し、投資とサポートを決定した。我々はフードテック特化型ファンドらしく、 資金面と事業面でHarvestX社をサポートしていく」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(119) -改正食料・農業・農村基本法(5)-2024年11月23日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (36) 【防除学習帖】第275回2024年11月23日
-
農薬の正しい使い方(9)【今さら聞けない営農情報】第275回2024年11月23日
-
コメ作りを担うイタリア女性【イタリア通信】2024年11月23日
-
新しい内閣に期待する【原田 康・目明き千人】2024年11月23日
-
基本法施行後初の予算増確保へ JAグループ基本農政確立全国大会に4000人 生産者から切実な訴え2024年11月22日
-
「適正な価格形成」国関与で実効的に JA群馬中央会・林会長の意見表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
JAグループ重点要望実現に全力 森山自民党幹事長が表明 基本農政確立全国大会2024年11月22日
-
農林水産省 エン・ジャパンで「総合職」の公募開始2024年11月22日
-
鳥インフル 米モンタナ州、ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 輸入を一時停止 農水省2024年11月22日
-
11月29日「ノウフクの日」に制定 全国でイベント開催 農水省2024年11月22日
-
(411)「豚ホテル」の異なるベクトル【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月22日
-
名産品のキャベツを身近に「キャベツ狩り選手権」開催 JA遠州中央2024年11月22日
-
無人で水田抑草「アイガモロボ」NEWGREENと資本業務提携 JA三井リース2024年11月22日
-
みのるダイニング名古屋店開業2周年「松阪牛ステーキ定食」特別価格で提供 JA全農2024年11月22日
-
【スマート農業の風】農業アプリと地図データと筆ポリゴン・eMAFF農地ナビ2024年11月22日
-
自動運転とコスト【消費者の目・花ちゃん】2024年11月22日
-
イチゴ優良苗の大量培養技術 埼玉農業大賞「革新的農業技術部門」で大賞受賞 第一実業2024年11月22日
-
「AGRIST Aiサミット 2024」産官学金オープンイノベーションで開催2024年11月22日