安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視 通い農業支援システムSOP公開 農研機構2024年3月7日
農研機構は3月6日、「安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視できる通い農業支援システム標準作業手順書」をウェブサイトで公開した。
安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視できる通い農業支援システム標準作業手順書
農業経営において、農業用ハウスの見回り作業は必要不可欠だが、ハウスが複数箇所に分散している場合や、居住地から遠く離れたハウスを往来しながら農業を行う「通い農業」を行う場合には、実際にハウスに足を運び温度等を確認することが大きな負担になる。特に、労働力の確保や担い手不足の問題を抱えた地域では、遠隔で生産ほ場の状況を確認可能な支援策が必要とされる。
農研機構は2021年8月、生産者の見回り作業の負担軽減のために、生産者自らが安価かつ簡便に製作・運用でき、スマートフォンでハウス内の状況を遠隔で確認可能な「通い農業支援システム」を開発し、製作マニュアルを公開。このほど、このマニュアルに対し多くの問い合せがあったことから、マイコンやセンサの設定に関して詳細な情報を加えた、「安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視できる通い農業支援システム標準作業手順書」をウェブサイトで公開した。
同手順書では、生産者や普及担当者を対象に、「通い農業支援システム」の製作方法を解説。同システムを利用するために必要なハウス内に設置する無線通信機能付きマイコンや小型PCの設定について、図を用いてわかりやすく解説している。
同標準作業手順書を活用した「通い農業支援システム」の普及拡大を通じて、生産者の見回り作業の省力化が推進されることが期待される。
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