安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視 通い農業支援システムSOP公開 農研機構2024年3月7日
農研機構は3月6日、「安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視できる通い農業支援システム標準作業手順書」をウェブサイトで公開した。
安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視できる通い農業支援システム標準作業手順書
農業経営において、農業用ハウスの見回り作業は必要不可欠だが、ハウスが複数箇所に分散している場合や、居住地から遠く離れたハウスを往来しながら農業を行う「通い農業」を行う場合には、実際にハウスに足を運び温度等を確認することが大きな負担になる。特に、労働力の確保や担い手不足の問題を抱えた地域では、遠隔で生産ほ場の状況を確認可能な支援策が必要とされる。
農研機構は2021年8月、生産者の見回り作業の負担軽減のために、生産者自らが安価かつ簡便に製作・運用でき、スマートフォンでハウス内の状況を遠隔で確認可能な「通い農業支援システム」を開発し、製作マニュアルを公開。このほど、このマニュアルに対し多くの問い合せがあったことから、マイコンやセンサの設定に関して詳細な情報を加えた、「安価かつ簡便にハウス環境を遠隔監視できる通い農業支援システム標準作業手順書」をウェブサイトで公開した。
同手順書では、生産者や普及担当者を対象に、「通い農業支援システム」の製作方法を解説。同システムを利用するために必要なハウス内に設置する無線通信機能付きマイコンや小型PCの設定について、図を用いてわかりやすく解説している。
同標準作業手順書を活用した「通い農業支援システム」の普及拡大を通じて、生産者の見回り作業の省力化が推進されることが期待される。
重要な記事
最新の記事
-
新米の販売数量 前年比7.5万t減 売れ行き鈍る2025年12月24日 -
「旧姓使用の法制化」が仕掛ける罠【小松泰信・地方の眼力】2025年12月24日 -
28年ぶりに10兆円超 2024年の農業総算出額 米や野菜の価格上昇で2025年12月24日 -
鳥インフルエンザ 京都府で国内9例目2025年12月24日 -
JA香川県 部門間連携でネギ、レタスの生産振興へ2025年12月24日 -
地域全体の活性化を目指す 沖縄で生モズクの取り組みに学ぶ【JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト】2025年12月24日 -
産地直送通販サイト「JAタウン」公式アプリダウンロードキャンペーン実施中2025年12月24日 -
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」静岡・三島で開催 JAふじ伊豆2025年12月24日 -
愛知県内の全児童養護施設へ新米「あいちのかおり」8トン寄贈 JA愛知信連2025年12月24日 -
花をつくる新メカニズム「フロリゲン・リレー」を発見 横浜市立大など2025年12月24日 -
松岡昌宏が「ミルクランド国王」に就任「北海道 is ミルクランド」発表会 ホクレン2025年12月24日 -
あぐラボ「SusHi Tech Tokyo 2026」アンバサダーに就任2025年12月24日 -
松岡昌宏がミルクランド国王に「北海道isミルクランド」始動 新CMも公開 ホクレン2025年12月24日 -
個人株主向け施設見学会開催 井関農機2025年12月24日 -
農機具更新タイミング分析AI「Metareal AM」プレミアムプランを提供開始 ロゼッタ2025年12月24日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月24日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月24日 -
イチゴ生育予測サービス「BerryCast」1月から提供開始 クロロス2025年12月24日 -
福岡県内3店舗目「カインズ 苅田店」2026年春オープン2025年12月24日 -
東京都日の出町と包括連携協定 健康づくり・地域活性化で官民協働 協同乳業2025年12月24日


































