フード・アグリテック分野のオープンイノベーション拠点 新横浜に開設 マクニカ2024年4月1日
マクニカ(神奈川県横浜市)は、フード・アグリテック分野におけるオープンイノベーション拠点となる「Food Agri Tech Incubation Base」を新横浜にある同本社第2ビル横に設置。次世代植物工場の開発・実装に向けた設備と体制を構築した。
フード・アグリテック分野におけるオープンイノベーション拠点「Food Agri Tech Incubation Base」(横浜市)
「Food Agri Tech Incubation Base」は、40ftのコンテナ内で、高付加価値品種の人工光型水耕栽培を行いながら、植物工場における企業の枠を超えた新しい価値を生み出すオープンイノベーション拠点。今後、環境データ・生育データの取得/AI解析、生育環境の最適化、作物病気診断など様々なテーマでのPoCを実施し、共創パートナーとともに次世代植物工場に向けたサービス開発を推進する。
同社は、「持続可能な地球環境を創る」を重要課題の一つと位置づけ、土地や環境に依存せずに作物の収量・品質を安定させる栽培方法である環境制御型農業(Controlled Environment Agriculture: CEA)の推進に取り組んでいる。環境制御型農業は、栽培環境にセンサーやAI、ロボティクスなどのテクノロジーを導入し、人の作業工数削減、栽培ノウハウの継承、特定の成分に特化した高価値な作物の開発などを実現するもの。こうした環境制御型農業は、データを収集してそれを蓄積・解析し、現実世界へフィードバックするという、サイバーフィジカルシステムによって成立する。
「Food Agri Tech Incubation Base」の内部
このほど設置した「Food Agri Tech Incubation Base」はフードアグリテック分野でのデータを共創パートナーとともに収集するための施設で、株式会社NEXTAGEのわさび栽培モジュールをベースとし、内部は、同NEXTAGE社と共同開発する栽培エリアと、オープンイノベーションの場としての共創エリアに分かれている。
マクニカは、半導体事業で培った各種センサーやエッジAIなどリアル空間におけるハードウェアの知見、ネットワーク事業やAI事業で培ったサイバー空間におけるソフトウェア開発やデータ蓄積・AI解析の技術と掛け合わせることで、サイバーフィジカルシステムの領域を拡大する。
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(1)新しい仲間との出会い 次世代へつなげるバトン 青森県 JA八戸女性部 坂本順子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(2)この地域を、次世代に繋ぐ、私たち 山梨県 JA南アルプス市女性部 保坂美紀子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
-
旧正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第325回2025年1月23日
-
地元産米を毎月お届け 「お米サポート」スタート JAいずみの2025年1月23日
-
定着するか賃金引上げ 2025春闘スタート 鍵は価格転嫁2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日