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【注意報】ばれいしょに疫病 県下全域で多発のおそれ 長崎県2024年5月8日

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長崎県病害虫防除所は、ばれいしょに疫病が県下全域で多発のおそれがあるとして、4月26日に令和6年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。

図1:疫病の発病株率の推移  ・図2:疫病の発生圃場率の推移

長崎県病害虫防除所によると、4月後期の巡回調査(21筆)の結果、発病株率は2.2%(平年0.4%)、発生圃場率は38.1%(同1.8%)。発生圃場率は、過去10か年で最も高かった(図1、2)。福岡管区気象台が4月25日に発表した予報によると、向こう1か月の降水量は多く日照時間は平年並か少ない見込みで、同病の発生に好適となる。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇同病は、一旦発生すると病勢進展が早いため、圃場の見回りに努め、発病を認めたら直ちに薬剤散布を行う。すでに薬剤散布を実施している圃場でも発病や病勢進展の状況把握に努め、追加散布を検討する。

〇薬剤散布は、薬剤が下葉に達するように十分量を散布する。

〇発病株およびその残渣やくずいもは伝染源となるため、圃場外へ持ち出して適正に処分する。

〇薬剤散布にあたっては、農薬の使用基準を遵守する。また、すでに収穫期となっている圃場もあるため、周辺圃場への農薬飛散に十分留意する。

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