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園地を拡大で日本最大級 約55haの高密植栽培のりんご園地誕生 ジャパンアップル2024年5月10日

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株式会社日本農業の関連会社、ジャパンアップル(青森県青森市)は、青森市浪岡の王余魚沢地区で約23ヘクタールの遊休農地を活用し、高密植栽培のりんご園地を開園。ジャパンアップルの農地面積は、日本最大級の約55ヘクタールとなった。

 01:拡張した青森市浪岡大字王余魚沢の園地
拡張した青森市浪岡大字王余魚沢の園地

ジャパンアップルは、2020年5月に株式会社ファーマインドと日本農業が設立したりんごの生産と販売を行う合弁会社。設立以来、青森県青森市浪岡の吉野田荷越沢地区で園地を拡張し、4月に、王余魚沢地区の新園地の定植を開始した。今後も、規模拡大と高効率の生産、雇用創出に積極的に取り組み、持続可能な生産を実現する農業モデルを推進し、青森県内のりんご産業の活性化を目指す。

ジャパンアップルが取り組む高密植栽培は、従来の栽培方法に比べ小型の樹を密植し、早期多収、均質生産、作業省力化が期待できる栽培方法。同社は、設立当初から「高密植栽培が青森の主要産業であるりんご栽培を次世代に受け継ぐための方法の一つ」として取り組んでいる。

作業導線が広くシンプルな高密植栽培の利点を生かし、機械化を積極的に推進し、定植や収穫などの作業負担を軽減。また、気温、湿度、照度、降雨量、風速、気圧の6つの気象データと土壌データ(地温、土壌水分量、EC)を収集するセンサーを2023年3月から導入。実際の生育状況と組み合わせて、農作業をデジタルツールで見える化し、作業の標準化を図りながら、より安定的な品質と収量を確保している。

また、高密植栽培は機械化により作業負担を軽減し一定の作業のマニュアル化が容易で、作業の標準化がしやすく、誰もが参画できる。自然災害などの影響を受けやすい「農業」を安定した未来ある職業として確立をめすとともに、農地拡張に伴い雇用拡大を進める。

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