【注意報】果樹全般にカメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年5月13日
愛知県農業総合試験場は、果樹全般(ウメ、モモ、ナシ、ブドウ、カキ等)に果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、5月9日に令和6年度病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
愛知県農業総合試験場によると、フェロモントラップにおけるチャバネアオカメムシの4月第4半旬から5月第2半旬までの累積誘殺数(令和6年度は5月8日までの暫定数値)は、額田郡幸田町で71頭(平年21頭、昨年0頭)と過去10年で最も多く、豊田市で78頭(平年16頭、昨年0頭)と過去10年で2番目に多い。また、県内の果樹園でチャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシの飛来を確認している。
名古屋地方気象台が5月9日に発表した1か月予報によると、気温は高い見込み。今後、果樹カメムシ類の果樹園への飛来増加に伴う被害の発生が予想される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇カメムシ類は、20℃以上で風が弱い夜に行動が活発になり、長距離移動するようになる。そのため、平坦部の果樹園に突然飛来したり、山沿いの果樹園で飛来が急増したりするため、園内をよく見回り、成虫の飛来状況を確認する。
〇カメムシ類は局地的に飛来して、集中して加害する傾向がある。また、園地間差が大きいため、過去にカメムシ類の被害が多かった園では特に注意する。飛来を確認したら、残効の長いネオニコチノイド剤もしくは合成ピレスロイド剤などで防除する。
〇モモ、ナシ、ブドウなどで袋がけを行う場合は、なるべく早く行う。
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