【注意報】コムギ赤かび病 県内全域で多発のおそれ 長野県2024年6月7日
長野県病害虫防除所は、コムギ赤かび病が県内全域で多発のおそれがあるとして、6月3日に令和6年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
長野県病害虫防除所によると、クロップナビを用いた「コムギ赤かび病感染予測システム」により、コムギ赤かび病菌がコムギに感染する好適条件日、準感染好適条件日が出現(表1)。北信地域の一部の栽培圃場においても初期病斑が確認された。
今年は県内で凍霜害が発生しており、凍霜害を受けた穂は赤かび病に感染しやすい。気象庁が5月30日に発表した1か月予報では、気温は今後も平年並みで、赤かび病の感染に適した気象条件が続くと予想される。
写真1:コムギ赤かび病の初期病徴(右は令和3年の多発生時の様子)(提供:長野県)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇開花期から2週間程度が感染しやすく、この期間に曇雨天が続くと多発する。これまで防除を行っていない場合は、直ちに防除を実施する。開花期に防除を行った場合にも、その後降雨が続くようであれば、追加防除(1回目の防除の10~14日後)を行う。
〇凍霜害がみられるほ場では傷口から感染しやすく、また生育が不揃いなほ場では、感染しやすいステージの穂が存在するため特に注意する。
〇今後も、降雨により発病が助長される可能性があるため適期に収穫する。
〇収穫後の穂は水分を含んでおり病原菌が増殖する危険があるため、収穫後はできるだけ速やかに乾燥させる
重要な記事
最新の記事
-
【令和6年度 鳥インフルエンザまとめ】2025年1月22日
-
【特殊報】チャ、植木類、果樹類にチュウゴクアミガサハゴロモ 農業被害を初めて確認 東京都2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(1)どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(2) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(3) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
【新年特集】2025国際協同組合年座談会「協同組合が築く持続可能な社会」(4) どうする?この国の進路2025年1月22日
-
禍禍(まがまが)しいMAGA【小松泰信・地方の眼力】2025年1月22日
-
鳥インフル 英イースト・サセックス州など4州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】消費者巻き込み前進を JAぎふ組合長 岩佐哲司氏2025年1月22日
-
【JAトップ提言2025】米も「三方よし」精神で JAグリーン近江組合長 大林 茂松氏2025年1月22日
-
京都府産食材にこだわった新メニュー、みのりカフェ京都ポルタ店がリニューアル JA全農京都2025年1月22日
-
ポンカンの出荷が最盛を迎える JA本渡五和2025年1月22日
-
【地域を診る】地域再生は資金循環策が筋 新たな発想での世代間、産業間の共同 京都橘大学教授 岡田知弘氏2025年1月22日
-
「全日本卓球選手権大会」開幕「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年1月22日
-
焼き芋ブームの火付け役・茨城県行方市で初の「焼き芋サミット」2025年1月22日
-
農のあるくらし日野のエリアマネジメント「令和6年度現地研修会」開催2025年1月22日
-
1月の「ショートケーキの日」岐阜県産いちご「華かがり」登場 カフェコムサ2025年1月22日
-
「知識を育て、未来を耕す」自社メディア『そだてる。』運用開始 唐沢農機サービス2025年1月22日
-
「埼玉県農商工連携フェア」2月5日に開催 埼玉県2025年1月22日
-
「エネルギー基本計画」案で政府へ意見 省エネと再エネで脱炭素加速を パルシステム連合会2025年1月22日