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【特殊報】トルコギキョウえそ条斑病 県本島で確認 沖縄県2024年6月10日

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沖縄県病害虫防除技術センターは、トルコギキョウにトルコギキョウえそ条斑病(仮称)の発生を県本島で確認。これを受けて6月6日、令和6年度病害虫発生予察特殊報第1号を発令した。

図1:下位葉からの条斑図(左) 図2:条斑が進行した主脈に沿ったえそ症状(提供:沖縄県農林水産部営農支援課 亀山健太氏、沖縄県南部農業改良普及センター 知念央貴氏)図1:下位葉からの条斑図(左)
図2:条斑が進行した主脈に沿ったえそ症状
(提供:沖縄県農林水産部営農支援課 亀山健太氏、沖縄県南部農業改良普及センター 知念央貴氏)

沖縄県病害虫防除技術センターによると2018年4月、沖縄県糸満市のトルコギキョウの下葉にえそ条斑(necroticstreak)症状が認められた。琉球大学農学部植物病理学研究室に同定を依頼した結果、本邦初報告のSorghumchloroticspotvirus(SrCSV)が検出された。

発生当時、発生地域は極めて限定的で、感染株の抜き取り処分等の実施により経過観察を行っていた。その後の2023年12月、沖縄県南風原町において、同様の症状が確認され、沖縄県農業研究センターでRT-PCR検定を行った結果、SrCSVが検出された。また、琉球大学農学部植物病理学研究室で同12月にトルコギキョウへの接種試験を実施。2024年3月に病徴の発現が認められ、同ウイルスが検出されたことから、同病害の病原体であることが示された。

1、2月に沖縄本島の主要栽培地域で発生状況調査を行った結果、八重瀬町、沖縄市及び本部町で新たに発生が確認された。

被害株の症状は下葉にえそ条斑(図1)や条斑が進行すると主脈に沿ったえそ症状(図2)を呈し、病徴が進展すると葉が枯死する。

SrCSVは、フロウイルス属の大小2種の棒状1本鎖RNAウイルスで、寄主範囲は非常に狭く、米国でソルガムのみが報告されている。フロウイルス属の伝染経路は接触(汁液)伝染およびネコブカビ類のPolymyxa属菌に媒介される土壌伝染とされている。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇健全苗を利用する。

〇罹病株を剪定したハサミの刃などに付着した汁液や葉のこすれにより感染する可能性があるため、整枝や摘蕾・摘花及び採花作業時の接触伝染、採花鋏を介した伝染を防止する。

〇罹病株は伝染源となるため速やかに抜き取り、ほ場外に持ち出し適切に処分する。

〇太陽熱土壌消毒または土壌還元消毒を行う。

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