「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」公募開始 生研支援センター2024年6月11日
生研支援センター(BRAIN)は、令和6年度当初予算「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」を実施するため、委託研究課題を公募する。スマート農業技術の開発が必ずしも十分でない品目や分野について、民間企業、生産者、研究機関等が連携して行う技術の開発・改良を支援する。
高齢化等による担い手不足が深刻化する中、農業の成長産業化に向けては、ロボット技術やAI、IoT等の先端技術を活用した「スマート農業」を実現することで、生産性向上や労働力不足の解消を図る必要がある。
生研支援センターは、スマート農業技術・機器の開発が必ずしも十分でない品目や分野について、予め指定された技術(公募対象技術)を対象に、生産現場のスマート化を加速するために必要な農業技術の開発・改良を支援する「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」の公募を実施する。
◎「次世代スマート農業技術の開発・改良・実用化」の公募概要
<内容>
スマート農業技術の開発が必ずしも十分でない品目や分野(野菜(露地野菜/施設園芸)・果樹・土地利用型作物)において、公募対象技術の技術開発や改良を支援する。
(1)公募をする研究の内容
①「革新的シーズ開発実現・栽培体系改良型」
現場ニーズがあるものの、これまで開発・実用化ができていない技術について、先端技術を有する研究機関の革新的シーズを用いて実用化を目指す研究と、スマート農業機械に対応した圃場への転換、品種・樹形の選定、流通・販売も見据えた栽培体系の構築につながる研究を合わせて実施。
②「現場ニーズ改良実現・栽培体系改良型」
これまで実用化が極めて限定的であり、現場ニーズを踏まえた改良等により、地域での様々な品目への実用化の可能性が高い改良研究と、スマート農業機械に対応した圃場への転換、品種・樹形の選定、流通・販売も見据えた栽培体系の構築につながる研究を合わせて実施。
<研究期間>
3年以内(令和9年3月末まで)
<委託費(上限額)>
①「革新的シーズ開発実現・栽培体系改良型」:1.8億円/年
②「現場ニーズ改良実現・栽培体系改良型」:1.4億円/年
<公募期間>
6月7日~7月5日12時(正午)まで
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(138)-改正食料・農業・農村基本法(24)-2025年4月19日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(55)【防除学習帖】第294回2025年4月19日
-
農薬の正しい使い方(28)【今さら聞けない営農情報】第294回2025年4月19日
-
若者たちのスタートアップ農園 "The Circle(ザ・サークル)"【イタリア通信】2025年4月19日
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日