【注意報】野菜類、花き類、ダイズにタバコガ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年7月3日
滋賀県病害虫防除所は、野菜類、花き類、ダイズにタバコガ類(オオタバコガ・タバコガ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月2日に令和6年度病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
(提供:滋賀県病害虫防除所)
滋賀県病害虫防除所によると、近江八幡市安土町大中に設置したフェロモントラップで、6月第5半旬までのオオタバコガ成虫の誘殺数は平年の約3.9倍。タバコガ成虫では約2.8倍と、いずれも過去10年間で最も多い。
露地ほ場のトマトおよびミニトマトで幼虫による食害が観察されており、平年よりも発生が早い。
大阪管区気象台が6月27日に発表した向こう1か月の気象予報では、気温は高い予想。今後も発生に好適な状況が続くため、被害の増加が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇中齢以降の幼虫はトマトなどの果実、ブロッコリーや花き類の花蕾、キャベツなどの結球部に潜って食害するため、薬剤がかかりにくくなる。また、中齢以降の幼虫は薬剤に対する感受性も著しく低下するため、ほ場をよく見回り、幼虫の捕殺や薬剤散布などの防除を早期に実施する。
〇施設栽培では、開口部を防虫ネットで覆い、成虫の侵入を防ぐ。
〇防蛾用黄色蛍光灯の夜間点灯は、成虫の飛来を抑制し防除効果が高い。
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