【注意報】カンキツなどに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 和歌山県2024年7月12日
和歌山県農作物病害虫防除所は、カンキツ、カキ、モモ、スモモ、キウイフルーツ、ナシ、ブドウに、果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県内全域で多発のおそれがあるとして、7月12日に令和6年度病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
和歌山県農作物病害虫防除所によると、本年は果樹カメムシ類の発生が多く、4月25日付け令和6年度病害虫発生予察注意報(第1号)、5月29日付け病害虫防除技術情報(第3号)および6月21日付け病害虫発生予察注意報(第2号)を発表した。これ以降の発生も平年を大幅に上回っており、7月1~5日の予察灯における誘殺数は更に急増している。
紀の川市粉河の予察灯における7月1~5日の誘殺数はチャバネアオカメムシが6491頭(平年94頭)、ツヤアオカメムシが1921頭(同41頭)。有田川町奥の予察灯における7月1~5日の誘殺数はチャバネアオカメムシが4391頭(平年131頭)、ツヤアオカメムシが1214頭(同41頭だった。また、みなべ町東本庄の予察灯における7月1~5日の誘殺数はチャバネアオカメムシが2976頭(平年191頭)、ツヤアオカメムシが469頭(同83頭)。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類の飛来量はほ場間差が大きく、山林隣接ほ場では被害が出やすい傾向がある。
〇飛来の多いカンキツ園では落果が多数発生する可能性があるため、防除を徹底する。
〇カキでは「富有」で被害が大きいので、特に注意が必要。
〇モモやスモモなど収穫期の防除となる品目では、薬剤の使用時期(収穫前日数)に注意する。使用時期が「収穫前日まで」となっている薬剤の場合、収穫は散布から24時間以上経過してから開始する。
〇今後の発生動向については、農林水産部鳥獣害対策課のウェブページ内農作物病害虫防除所の果樹カメムシ情報や各地域の振興局、JA等の情報を参考にする。
〇防除薬剤は最新の登録情報(農林水産省農薬登録情報提供システムを参照し、適正に使用する。
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