食物繊維が豊富なもち麦2種の品種登録 成果を紹介 生研支援センター2024年7月18日
長野県農業試験場を代表機関とする研究グループは、北陸など寒冷地に適応する国産もち性大麦(もち麦)「ホワイトファイバー」と「はねうまもち」を育成し、平成31年に品種登録された。農林水産業や食品産業における新産業の創出や技術革新を目指す研究に資金を提供する生研支援センターは、この研究成果を紹介している。
写真1:ホワイトファイバー(提供:長野県)
北陸等の寒冷地に適応する食物繊維が豊富なもち性大麦(もち麦)として、長野県農業試験場が「ホワイトファイバー」を育成。また、農研機構中日本農業研究センターが「はねうまもち」を育成し、平成31年に品種登録された。
大麦は、サツマイモやゴボウよりも、食物繊維を多く含む。さらに、もち麦は、うるち性大麦よりも機能性成分である水溶性食物繊維β-グルカンを多く含むことから、国産もち麦の需要が増加している。
両品種は寒冷地を中心に各地で栽培されており、不足しがちな食物繊維がおいしく摂れるとして、大手コンビニエンスストアのおにぎり、弁当など様々な商品に採用。今後、両品種の作付けが拡大することにより、国産もち麦の利用が更に拡大し、国内農業の活性化につながることが期待される。
写真2:穂揃い期の「はねうまもち」遠くの妙高山に「はねうま(跳ね馬)」の雪型が現れると、「はねうまもち」は穂揃い期になる(提供:中日本農業研究センター上越研究拠点)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ホウレンソウにクロテンコナカイガラムシ 県内で初めて確認 神奈川県2024年12月23日
-
【注意報】カンキツ類にミカンナガタマムシ 県内全域で多発 神奈川県2024年12月23日
-
香港向け家きん由来製品 島根県、新潟県、香川県からの輸出再開 農水省2024年12月23日
-
農泊 食文化海外発信地域「SAVOR JAPAN」長野、山梨の2地域を認定 農水省2024年12月23日
-
鳥インフル 米アイダホ州、ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月23日
-
「JA全農チビリンピック2024」小学生カーリング日本一は「札幌CA」2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」栃木県で三ツ星いちご「スカイベリー」を収穫 JAタウン2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県で「地獄めぐり」満喫 JAタウン2024年12月23日
-
「全農親子料理教室」横浜で開催 国産農畜産物で冬の料理作り JA全農2024年12月23日
-
「愛知のうずら」食べて応援「あいちゴコロ」で販売中 JAタウン2024年12月23日
-
「東北地域タマネギ栽培セミナー2025」1月に開催 農研機構2024年12月23日
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
北海道立北の森づくり専門学院 令和7年度の生徒を募集2024年12月23日
-
店舗、宅配ともに前年超え 11月度供給高速報 日本生協連2024年12月23日
-
雪の少ない胆振で就農「いぶり農業フェア」開催 北海道2024年12月23日
-
生分解性黒マルチフィルム「Nature Master」試作品を販売開始 昭光通商2024年12月23日
-
佐賀のブランドいちご「いちごさん」表参道の人気店とコラボ2024年12月23日
-
乾田直播SOP「宮城県仙台地域版」「福島県浜通り地域版」公開 農研機構2024年12月23日
-
稲作生産者必見「東京8」栽培成果報告会 オンラインで開催 太陽油化2024年12月23日
-
タカミヤ「東京本社」設置で二本社制へ2024年12月23日