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【注意報】いもち病 多発の可能性大 状況に応じて追加防除の検討を 北海道2024年7月24日

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北海道病害虫防除所は、水稲にいもち病が全道で多発のおそれがあるとして、7月23日に令和6年度病害虫発生予察注意報第8号を発令した。

北海道病害虫防除所によると、予察田(本田)における葉いもちの初発は、岩見沢市で7月16日(平年:7月20日)、比布町で7月10日(平年:7月14日)と平年よりやや早く、北斗市で7月5日(平年:7月12日)と平年より早かった。

予察田における7月4半旬の葉いもちの発病株率は、岩見沢市0%(平年:0.4%)で平年並、比布町で100%(平年:32.8%)、北斗市で96%(平年:29.4%)と平年より高い(図)。

図:定点圃場における葉いもちの発病株率図:定点圃場における葉いもちの発病株率

いもち病は弱い雨が長期間続いたり、寡照によって水稲の抵抗力が低下すると多発しやすい。発病適温は20~25℃。

7月18日発表の気象予報によると、向こう一か月の天候の見通しは、気温は平年より高く、降水量は平年並か多いと予報。特に、期間の前半は平年に比べ曇りや雨の日が多いとされ、感染に好適な条件になりやすいと予想される。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇出穂期にカメムシと合わせた散布を基幹防除とする。

〇葉いもちの発生が多く、出穂期間が長引く場合は、穂が完全に揃うまで1週間間隔で追加防除する。

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