「福島県における小麦『夏黄金』栽培マニュアル」公開 農研機構2024年7月31日
農研機構は、パン・中華めん用小麦品種として東北・北陸地域で栽培が増加している「夏黄金(なつこがね」の福島県における栽培マニュアルを福島県農業総合センター、京都大学と共同で作成し、ウェブサイトで公開した。
福島県における小麦「夏黄金」栽培マニュアル
東日本大震災の被災地域では、農業・食品産業の復興のため、省力的で高収益な作物の栽培が求められている。一方、最近では、国産小麦の品質向上が顕著で、地産地消の高まりや輸入小麦との価格差縮小もあり、国産小麦を使ったこだわりのパンや加工品の生産が増えている。
そこで農研機構は、パン・中華めん用小麦として評価が高まるとともに栽培が増加している「夏黄金」について、福島県内の小麦生産者が省力的な栽培で高収量を実現できるよう「福島県における『夏黄金』栽培マニュアル」を作成した。
同マニュアルは小麦生産者、生産予定者を対象とし、福島県内(浜通り地方、中通り地方、会津地方)における「夏黄金」の栽培方法を、地方毎の作業実施時期を示して解説。小麦「夏黄金」の福島県における普及拡大を通じて、東日本大震災被災地域の農業復興とともに、国産小麦を用いたパンや中華めんの販売促進による食品産業への貢献が期待される。
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