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【注意報】かんきつ類、かき、なしに果樹カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2024年8月2日

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宮崎県病害虫防除所は、果樹全般(かんきつ類、かき、なし)に果樹カメムシ類(ツヤアオカメムシ、チャバネアオカメムシ)が県下全域で多発のおそれがあるとして、8月1日に令和6年度病害虫発生予察注意報第3号を発表した。

表1:フェロモントラップにおける誘殺数(6月6半旬~7月5半旬、単位:頭)

宮崎県病害虫防除所によると、県内3か所に設置しているフェロモントラップ(都農町、延岡市、宮崎市)による誘殺数調査(6月6半旬~7月5半旬)では、ツヤアオカメムシおよびチャバネアオカメムシともに平年より多くの誘殺が確認されている(表1)。

また、県内5か所に設置している(国富町、延岡市、都城市、日南市、宮崎市)予察灯による誘殺数調査(6月6半旬~7月5半旬)でも、ツヤアオカメムシおよびチャバネアオカメムシの誘殺数が平年より多くなっている(表2)。

表2:予察灯における誘殺数(6月6半旬~7月5半旬、単位:頭)

県内の果樹園地(なし、かんきつ等)において飛来が確認されており一部園地では果実被害も確認。また、果菜類への飛来事例も確認されている。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇カメムシは園外から飛来し、地域や時期によって発生量が大きく変動する。多飛来を見てからの防除では手遅れとなるため、園内外を見回り、早期発見、早期防除に努める。

〇果樹園に侵入したカメムシは、集合フェロモンにより、同種を大量に誘引し被害が拡大するおそれがあるため十分注意する。

〇収穫中もしくは収穫時期が近い品目については、農薬の使用回数や収穫前日数に注意し防除を行う。

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