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【特殊報】トマトキバガ 県内で初めて確認 群馬県2024年8月5日

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群馬県農業技術センターは、トマトキバガが県内で初めて確認されたことから、8月2日に令和6年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。

写真:誘殺された成虫(提供:群馬県農業技術センター)写真:誘殺された成虫(提供:群馬県農業技術センター)

群馬県農業技術センターによると、7月19日に、県中部地域の露地栽培ナスほ場に設置したトマトキバガ侵入警戒用性フェロモントラップに、群馬県では未確認だったトマトキバガと疑われる成虫が誘殺された(写真)。農林水産省横浜植物防疫所に同定を依頼したところ、7月24日にトマトキバガであることが判明した。7月31日現在、県内においてトマトキバガによる農作物被害は確認されていない。

トマトキバガは、2021年10月に熊本県で国内初確認されて以降、2024年7月30日までに40道府県で確認。このうち、11道県ではトマト、ミニトマトで、トマトキバガによる食害が確認されている。

関東地方では、千葉県、茨城県でトマトキバガのフェロモントラップへの誘殺が確認され、2023年10月に両県から病害虫発生予察特殊報が発表された。

トマトキバガの成虫は翅を閉じた状態で体長約5mm(開張約10mm)、前翅は灰褐色の地色に黒色斑が散在し、後翅は一様に淡黒褐色で、終齢幼虫は体長約8mm、体色は淡緑色~淡赤色で頭部は淡褐色。前胸の背面後方に細い黒色横帯がある。

繁殖力が高く、1年に複数の世代が発生。成虫は夜行性で日中は葉の間に隠れていることが多く、雌は一生のうち平均で約260個の卵を寄主植物の葉裏などに産み付ける。卵から成虫になるまでの期間は24~38日程度で、気温が低い時期はさらに延びる。

主な寄主植物はトマト、ナス、ピーマン、バレイショなどのナス科植物で、マメ科のインゲンマメも寄主植物として報告がある。トマトでは、幼虫が果実にせん孔侵入して内部組織を食害するため、果実表面に直径数ミリの穴が空き腐敗するほか、茎葉の内部にも潜り込んで食害し、葉肉内に孔道が形成され、食害部分は表面を残して薄皮状になるため、白~褐変した外観となる。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇ほ場内をよく見回り、早期発見に努め、見つけ次第捕殺する。

〇薬剤防除を行う際には最新の農薬登録情報を確認し、薬剤抵抗性の発達を防ぐため同一系統薬剤の連用は避ける。なお、トマトキバガに対して登録のある農薬の適用作物はトマト、ミニトマトのみ(7月31日現在)。

〇被害葉や被害果を見つけた場合、場内に放置せず、土中深くに埋没するかポリ袋などに入れて密閉し寄生した成幼虫を死滅させる。

<その他>
トマトキバガと疑われる食害、害虫を発見した場合は、被害果、被害葉、害虫をポリ袋などで保管し、群馬県農業技術センターまたは、管轄の県農業事務所に連絡を。幼虫の場合、餌となる果実や葉も一緒にポリ袋などで保管する。

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