人事2024 左バナー 
JA全農人事情報
左カラム_病害虫情報2021
新聞購読申込 230901
左カラム_コラム_正義派の農政論_pc
左カラム_コラム_米マーケット情報_pc
左カラム_コラム_地方の眼力_pc
左カラム_コラム_食料・農業問題 本質と裏側
左カラム_コラム_昔の農村・今の世の中_pc
左カラム_コラム_花づくり_pc
左カラム_コラム_グローバルとローカル_pc
左カラム_コラム_TPPから見える風景_pc
左カラム_コラム_ムラの角から_pc
FMCベリマークSC:(SP)ヘッダー
FMCプレバソンPC
JA全中中央SP

【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 神奈川県2024年8月19日

一覧へ

神奈川県農業技術センターは、果樹全般に果樹カメムシ類が県下全域で多発のおそれがあるとして、8月14日に令和6年度病害虫発生予察注意報第2号を発表した。

神奈川県農業技術センターによると、予察灯における7月1半旬~8月1半旬のチャバネアオカメムシ誘殺数は、伊勢原市三ノ宮で平年の2.3倍(本年1万3412頭、平年5750頭)、小田原市根府川で4.7倍(本年8455頭、平年1793頭)(図1)。

クサギカメムシ誘殺数は、伊勢原市三ノ宮で平年の6.0倍(本年4556頭、平年754頭)、小田原市根府川で4.9倍(本年1478頭、平年300頭)となっている(図2)。

フェロモントラップにおける7月1半旬~8月1半旬のチャバネアオカメムシ誘殺数は、伊勢原市上粕屋で平年の2.7倍(本年2578頭、平年951頭)、小田原市根府川で9.4倍(本年4754頭、平年505頭)(図3)。

南足柄市怒田で平年の6.7倍(本年4047頭、平年600頭)となっている。7月の巡回調査において、ナシの被害果率(発生度)が過去10年間で最も高い。

【注意報】果樹全般に果樹カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 神奈川県01.jpg

図1:予察灯におけるチャバネアオカメムシ成虫誘殺数の推移,図2:予察灯におけるクサギカメムシ成虫誘殺数の推移,図3:フェロモントラップにおけるチャバネアオカメムシ成虫誘殺数の推移

ヒノキ球果枝における7月上旬~8月上旬のチャバネアオカメムシ成虫寄生頭数は、平年の3.7倍(本年49.2頭、平年13.4頭)となっている。餌であるヒノキ球果におけるカメムシ類の口針鞘数(県西部5地点調査)は、7月下旬に平均23.2本/果実、8月上旬に同39.6本/果実と、8月上旬に、ヒノキからカメムシが離脱する目安とされる25本/果実を超え、すでに離脱が始まったと考えられる地点がある。平年では9月下旬から離脱が始まるため、今年は果樹園への飛来が早いと考えられる。

以上から、今後ヒノキから離脱分散した成虫が果樹園に飛来すると考えられるため、8月~10月に被害が多くなると予想される。

気象庁が7月23日に発表した向こう3か月の気象予報は、気温が平年より高いことから、果樹カメムシ類の活動および新世代成虫の増殖に好適な条件となる。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇果樹園の内外を見回り、発生を認めたら直ちに防除する。山際のほ場、特にヒノキ・スギ林に隣接する果樹園は、急激に発生が増加することがあるため注意する。また、台風通過後に飛来が多くなる場合があることにも留意する。

〇チャバネアオカメムシには黄色防蛾灯が有効とされている。

〇農薬使用の際は、必ずラベルの記載事項を確認し使用基準を遵守する。合成ピレスロイド剤や有機リン剤は天敵類に影響を及ぼし、ハダニ類やカイガラムシ類が増えることがあるので留意する。

重要な記事

241025・東芝ライテック:右上長方形SP

最新の記事

DiSC:SP

みどり戦略

Z-GIS 右正方形2 SP 230630

注目のテーマ

注目のテーマ

JA共済連:SP

JA人事

JAバンク:SP

注目のタグ

topへ戻る