【注意報】カキ、ナシ、リンゴ、ミカン等に果樹カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 岐阜県2024年8月27日
岐阜県病害虫防除所は、カキ、ナシ、リンゴ、ミカンなど果樹に果樹カメムシ類が県下全域で多発のおそれがあるとして、8月23日に令和6年度病害虫発生予察注意報第4号を発表した。
岐阜県病害虫防除所によると、各地域に設置した予察灯における8月第1半旬から8月第3半旬の誘殺数は、チャバネアオカメムシでは、岐阜市則松2588頭(平年568.7頭)、美濃加茂市山之上町477頭(平年138.2頭)(図1)。
ツヤアオカメムシでは、岐阜市則松3107頭(平年108.4頭)、中津川市駒場59頭(平年34.3頭)(図2)。
クサギカメムシでは、中津川市駒場5578頭(平年391.5頭)、高山市国府町2,405頭(平年280.0頭)(図3)。
平年と比較し1.7~28.7倍となっている。
8月中旬におけるヒノキ毬果口針鞘数(カメムシの吸汁痕)は、岐阜市秋沢で1果当たり16.3本と、山林からの離脱の目安とされる25本/果に近づいている。
岐阜・西濃および中濃地域の果樹園では、すでに成虫の飛来が確認されており、今後山林から離脱するカメムシ類がさらに多くなる恐れがある。
名古屋地方気象台が8月22日に発表した1か月予報では、今後の気温は平年より高いと予想。
果樹カメムシ類の活動に好適な条件が続くため、園内への飛来と果実の吸汁による被害果の発生が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類の被害の発生には地域差や園地差があるため、園内へ飛来を確認したら防除を実施する。なお、薬剤散布は夕方か早朝に行うと効果的。
〇果樹カメムシ類の飛来は夜温及び湿度が高く、風の弱い日に多くなるので注意する。
〇防除に当たっては、周辺環境、気象条件等に注意し、薬剤の飛散防止に努める。
〇農薬の使用にあたっては、最新の登録情報を参照し、適正に使用する。
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