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【特殊報】キュウリにキュウリ黄化えそ病 府内で初めて確認 京都府2024年9月5日

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京都府病害虫防除所は、キュウリにキュウリ黄化えそ病を府内で初めて確認。これを受けて、9月5日に令和6年度病害虫発生予察特殊報第4号を発表した。

京都府病害虫防除所によると、6月に京都府南部の露地キュウリほ場で、葉に黄化症状を示す株が認められた。京都府生物資源研究センターにおいてRT-PCR法による検定及びRT-PCRの増幅産物の塩基配列解析から、melonyellowspotvirus(MYSV)の感染を確認した。

同ウイルスの発生は国内では1992年に静岡県のメロンで確認後、全国的に確認されている。なお、同試料からウリ類退緑黄化ウイルス(cucurbitchloroticyellowsvirus:CCYV)の感染も確認している。

同病の病徴は、発生初期には、生長点付近の展開葉に葉脈の透過を生じ、後に展開葉においてモザイク、えそ斑点、黄化等の症状が生じ、果実では、表面にモザイク斑紋や奇形が生じることがある。さらに症状が進展すると株全体に黄化が進んで草勢が低下し、育苗期に発病した場合は最大で30%減収するとされている。

病原はオルソトスポ属のウイルスで、ミナミキイロアザミウマにより媒介される。他のアザミウマ類の媒介については不明。

ウイルスに感染した植物を吸汁したミナミキイロアザミウマの幼虫はウイルス媒介能を永続的に保持するが、成虫になってから感染株を吸汁しても媒介能は持たない。なお、経卵、種子及び土壌伝染はしないとされ、また、汁液伝染での感染力は低いため管理作業で伝染する可能性は低いとされている。

同ウイルスは、キュウリ、メロンおよびスイカ等のウリ科で自然感染し、雑草ではナズナ、ミミナグサ、カタバミ、ハコベ、ホトケノザ等で保毒を確認した報告がある。広範囲な植物に感染することが確認されている。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇発病株は直ちに抜き取り、ポリ袋等に密閉してほ場外に持ち出し適切に処分する。

〇媒介虫であるミナミキイロアザミウマに対する以下の防除を徹底する。
①苗に寄生していない事を確認して、ほ場に定植する。
②施設の開口部に0.4mm目以下の防虫ネットを展張し、侵入を防ぐ。
③近紫外線カットフィルムを使用する。
④施設では、青色ないしは黄色粘着ロールや粘着板を活用する。
⑤施設内及び周辺の雑草は発生源となるため、徹底して除去する。
⑥周辺に分散させないため、栽培終了後に全株を地際から切断または抜根し、施設を密閉して死滅させる。
⑦薬剤感受性低下を防ぐため、同一グループの薬剤の連用を避ける。

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