【注意報】大豆に吸実性カメムシ類 美濃地域で多発のおそれ 岐阜県2024年9月13日
岐阜県病害虫防除所は、大豆に吸実性カメムシ類(ミナミアオカメムシ、アオクサカメムシ、イチモンジカメムシなど)が美濃地域で多発のおそれがあるとして、9月12日に令和6年度病害虫発生予察注意報第6号を発表した。
(提供:岐阜県病害虫防除所)
岐阜県病害虫防除所によると、予察灯による6月第1半旬から8月第6半旬までのミナミアオカメムシ累計誘殺数は、海津市で209頭(平年27.1頭)と、平年の約8倍となっている。出穂した水田では、ミナミアオカメムシやアオクサカメムシの発生が顕著に確認されており、収穫後に大豆ほ場へ移動することが予想される。
名古屋地方気象台が9月5日に発表した1か月予報では、気温は平年より高いと予想されており、吸実性カメムシ類の繁殖に好適な条件が続くと考えられる。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇莢伸長後期(開花200~30日後)と子実肥大中期(開花400~50日後)の防除を徹底する。
〇散布後もほ場内に吸実性カメムシ類が確認される場合は、追加の防除を実施する。
〇成幼虫は主に着莢部に生息するため、薬液が着莢部に十分付着するよう散布する。
〇カメムシ類は広範囲に移動するため、広域で一斉防除すると効果が高い。
〇薬剤抵抗性を発達させないため、同一系統の薬剤連用は避ける。
〇農薬の使用にあたっては、農薬使用基準を遵守し、周辺作物への飛散を防止するとともに、ミツバチ等に危害を及ぼすことがないよう十分注意する。
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