【注意報】ブロッコリー、レタスに「オオタバコガ」県内全域で多発のおそれ 徳島県2024年9月18日
徳島県立農林水産総合技術支援センターは、野菜類の特に、ブロッコリーとレタスにオオタバコガが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月17日に令和6年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。
図1(左):オオタバコガ卵(提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター)
図2(真ん中):オオタバコガ成虫(提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター)
図3(右):オオタバコガ幼虫とレタスの被害(提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター)
徳島県立農林水産総合技術支援センターによると、フェロモントラップの定点(6点)調査において、8月第4半旬以降誘殺数が増加し、8月第6半旬では平均誘殺数が54頭と、平年(32.9頭)の約1.6倍誘殺された。発生ピークが平年よりも1半旬程度早いため、次世代幼虫の発生が早くなり、被害の増加が予想される。
今後、9月中旬および10月上旬頃に幼虫の発生が多くなると予想されるため、表1、2を参考に薬剤防除を行う。
高松地方気象台が9月12日に発表した1か月予報では、気温は平年より高く、降水量は多い。日照時間は平年並か少なく、期間の前半は気温がかなり高くなると予想されており、やや発生助長的な気象条件となる。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇新しい食害痕や虫糞を見つけたら、その周辺に幼虫がいる可能性が高いため、発見次第捕殺する。
〇作物内に食入した幼虫や成長が進んだ幼虫に対しては、薬剤の効果が著しく低下するため、被害を確認次第、直ちに防除を実施する。
〇今後の発生動向については、農林水産総合技術支援センターウェブページ内、病害虫防除所の各種データを参考にする。
〇防除等の詳細については、徳島県植物防疫指針を参照。薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
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