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【注意報】野菜類・ダイズ・花き類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 三重県2024年10月3日

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三重県病害虫防除所は、野菜類、ダイズ、花き類にハスモンヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、10月2日に令和6年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。

図1:フェロモントラップ(松阪市)におけるハスモンヨトウ誘殺数の推移図1:フェロモントラップ(松阪市)におけるハスモンヨトウ誘殺数の推移

三重県病害虫防除所によると、フェロモントラップ(松阪市)における8月第6半旬から9月第5半旬までの誘殺数は、2425頭(平年1579.7頭)と、平年の約1.5倍となっている(図1)。

野菜では定植後間もないアブラナ科野菜や、ネギ・イチゴなどで被害が目立つ。ダイズではほとんどの地域で白変葉が見られ、9月中旬以降その割合は急増している。

名古屋地方気象台が9月26日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は高く、ハスモンヨトウの発生に好適な条件が続くと考えられる。三重県病害虫防除所は9月3日、病害虫防除技術情報第16号を発表している。

図2:(a)急増してきた白変葉(ダイズ)、(b)莢を食害する若齢幼虫(ダイズ)、(c)食べつくされたネギ、(d)定植後間もない苗の食害(キャベツ)(提供:三重県病害虫防除所)図2:(a)急増してきた白変葉(ダイズ)、(b)莢を食害する若齢幼虫(ダイズ)、(c)食べつくされたネギ、(d)定植後間もない苗の食害(キャベツ)(提供:三重県病害虫防除所)

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇こまめにほ場を見回り、薄茶色の毛で覆われた卵塊や白変葉を目印にして若齢幼虫が分散する前に捕殺すること。

〇薬剤防除の場合は白変葉に注意して早期発見に努め、若齢のうちに防除する。

〇若齢幼虫は葉裏に群集するため、薬剤は葉裏にかかるように丁寧に散布する。

〇施設栽培の場合は、開口部に防虫ネットなどを隙間なく設置して侵入を防ぐ。施設内のパイプや柱などやや高いところにも産卵するため注意を。

〇薬剤抵抗性回避のため、異なる作用機構の薬剤をローテーション散布する。

〇防除薬剤は三重県農薬情報システムで検索できる。

〇ハスモンヨトウのフェロモントラップ誘殺状況は、以下の野菜の病害虫のページで随時更新している。

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