フランスINRAEと国際連携研究ラボ設立 農研機構2024年10月17日
農研機構は、フランス国立農業・食料環境研究所(INRAE)と農業ロボティクスに関する国際連携研究を推進するIAL設立に同意し、10月7日に東京で署名式を行った。今後、IALの枠組みで連携を進め、相互が得意とする技術を融合することで、新たな研究開発に取り組みイノベーションの創出を目指す。
IAL 設立に関する署名式に臨んだスサーナ副理事長(左)と久間理事長
農研機構の久間和生理事長とフランスINRAEのフィリップ・モーガン理事長は、ロボティクスによる強靱で効率的な農業システムを構築するため、国際連携研究を推進する国際連携研究ラボ(IAL)の設立に合意。署名式はINRAEのジャン=フランソワ・スサーナ副理事長立ち合いのもと、INRAEモーガン理事長が署名した同意書に農研機構久間理事長が署名する形で行われた。
農研機構とINRAEは2019年に若手研究者を中心に研究パートナーシップ醸成を図る相互研究プログラム(JLCJLC)を開始。今回のIALは2023年に実施した課題が基となっている。IAL設立により、農研機構の強みであるロボット農機の運用技術と、INRAEが有する環境をシミュレートして高度な制御を行う技術などを融合することで、農業ロボティクスによるイノベーションを両者で実現することが期待される。
今後は研究開発に直結する情報交換やセミナーの開催も行う予定。
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