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植物における匂い(VOC)の作用と認識メカニズムを総括 東京理科大2024年10月25日

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東京理科大学 先進工学部 生命システム工学科の有村源一郎教授、上村卓矢助教は、植物間コミュニケーションにおける匂い(VOC)の作用や、植物がVOCを感知するメカニズムに関するこれまでの研究成果について総説論文を発表。また、これらを農業や園芸技術に実装するため、コンパニオンプランツ(共栄作物)やバイオスティミュラント(生物刺激剤)を利用した農作物栽培システムについても紹介した。

植物における匂い(VOC)の作用と認識メカニズムを総括 東京理科大_01.jpg

植物は、VOCを他の生物とやりとりすることで、互いにコミュニケーションすることが知られており、花が放出する匂いはチョウやハチなどの花粉を運ぶ昆虫を誘引する作用がある。また、植食性昆虫に食害された葉から放出される匂いは、その昆虫の天敵である捕食性昆虫を呼び寄せる作用がある。

植物における匂い(VOC)の作用と認識メカニズムを総括 東京理科大_02.jpg

こうしたVOCを介したコミュニケーション現象は半世紀前から知られているが、動物の鼻に相当するような、揮発性の化学物質を受容する特殊な感覚器を持たない植物がどのようにVOCを感知するかは解明されていない。

最近の研究の進展により、そのメカニズムが少しずつ明らかになる中、同研究グループは、これらの知見を実際の農業や園芸に応用することも踏まえて、研究成果をまとめた総説を作成した。

同研究では、主に、植物に対するVOCの効果や植物がVOCを認識するメカニズムなど、現在までに明らかとなっている植物間コミュニケーションに関する知見を総括。また、農業や園芸分野では、コンパニオンプランツやバイオスティミュラントといった環境にやさしい新たな技術が開発されており、農薬や化学肥料の代替となる手法が紹介されている。

同研究内容を活用することで、植物間コミュニケーションを応用した持続可能な農作物栽培システムの実現が期待され、農業・園芸技術のさらなる発展が見込まれる。

同研究成果は10月11日、国際学術誌『Trends in Plant Science』にオンライン掲載された。

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