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【注意報】サヤエンドウ、実エンドウにウラナミシジミ 日高地域で多発のおそれ 和歌山県2024年10月30日

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和歌山県農作物病害虫防除所は、サヤエンドウ、実エンドウにウラナミシジミが日高地域で多発のおそれがあるとして、10月30日に令和6年度病害虫発生予察注意報第8号を発表した。

写真1:花や蕾に産卵するウラナミシジミ成虫(左)写真2:蕾に産卵された卵と1齢幼虫(すぐにさやに食入)(中央)写真3:さや内の豆を食害する幼虫(右)(提供:和歌山県農作物病害虫防除

写真1:花や蕾に産卵するウラナミシジミ成虫(左)写真2:蕾に産卵された卵と1齢幼虫(すぐにさやに食入)(中央)写真3:さや内の豆を食害する幼虫(右)(提供:和歌山県農作物病害虫防除所)

和歌山県農作物病害虫防除所によると、10月下旬の日高地域(御坊市、印南町)のエンドウ類での被害発生ほ場率は77%(平年68%)とやや高い。被害株率は40.8%(平年23.6%)、被害さや率は18.8%(平年7.0%)と高く、多発した2016年(被害株率45.0%、被害さや率15.2%)と同程度。

大阪管区気象台が発表した近畿地方の向こう1か月(10月26日~11月25日)の平均気温は高い確率が80%。このことから例年に比べて被害が長期化するおそれがある。

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇食入加害されたさやは、ほ場の外に持ち出し適切に処分する。

〇主な産卵部位である花や蕾に薬液が十分かかるよう、7~10日間隔で防除を行う。

〇トレボン乳剤、アディオン乳剤、パダンSG水溶剤は、1齢幼虫のさやへの食入阻止効果が高い。

〇防除資料として、農業試験場ニュース125号を参照する。

〇防除薬剤については、最新の登録情報「農林水産省農薬登録情報提供システム」を参照し、適正に使用する。

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