【注意報】キュウリ、ピーマン、トマトにタバココナジラミ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2024年10月31日
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターは、冬春キュウリ、冬春ピーマン、冬春トマト(大玉・ミニ)にタバココナジラミが県下全域で多発のおそれがあるとして、10月30日に令和6年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
宮崎県病害虫防除・肥料検査センターによると、冬春キュウリの10月中旬の巡回調査における発生面積率は、100%(前年83.3%、平年53.3%)で平年比多。100葉当たり虫数は20.8頭(前年3.7頭、平年2.8頭)で平年比多だった。
発生面積率、100葉当たり虫数ともに過去10年で最も高くなっている。
冬春ピーマンの発生面積率は、70.0%(前年50.0%、平年59.5%)で平年比並、100葉当たり虫数は10.1頭(前年6.3頭、平年6.5頭)で平年比やや多。
冬春トマトの発生面積率は、77.8%(前年62.5%、平年47.5%)で平年比多。100葉当たり虫数は17.0頭(前年2.4頭、平年2.2頭)で平年比多だった。発生面積率、100葉当たり虫数ともに過去10年で最も高くなっている。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇多発してからでは防除効果が低くなるため早めに防除する。また、薬剤散布後は防除効果に注意を払い、必要に応じて追加防除を行う。すでに発生が多いほ場では、2~3回の連続散布を行う。
〇有効な薬剤に対する抵抗性の発達を回避する観点から、同一系統薬剤(IRACコード)の連用は避け、ローテーション散布を心がける。
〇タバココナジラミは、冬春キュウリではキュウリ退緑黄化病(CCYV)、冬春トマト(大玉・ミニ)ではトマト黄化葉巻病(TYLCV)、トマト黄化病(ToCV)を媒介する。
発病した株を治療する方法はなく、新たな伝染源になるため、発病株は見つけ次第抜き取り、ビニール袋等で密閉して枯死させてから適切に処分する。
〇トマト黄化葉巻病耐病性品種は、発病していなくても、保毒して伝染源になることがあるため、タバココナジラミの防除は感受性品種と同様に行う。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日