【注意報】トマトに「トマト黄化葉巻病」 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年11月5日
愛知県農業総合試験場は、トマトにトマト黄化葉巻病が県内全域で多発のおそれがあるとして、11月1日に令和6年度病害虫発生予察注意報第11号を発表した。
図1:タバココナジラミ(左:幼虫、右:成虫)と
図2:トマト黄化葉巻病の発病株(提供:愛知県農業総合試験場)
愛知県農業総合試験場によると、10月下旬に県内13ほ場で行った巡回調査において、トマト黄化葉巻病の発病株率が2.15%(平年1.15%、前年0.50%)と、過去10年で最も高かった。
同調査において、コナジラミ類の成虫寄生枝率が13.92%(平年6.09%、前年6.43%)で過去10年で2番目に高く、発生ほ場率は近年高い状況が続いている。今年は100.0%(平年42.0%、前年50.0%)と過去10年で最も高かった。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇発病株は見つけ次第抜き取り、適切に処分する。
〇同病を媒介するタバココナジラミを以下のとおり防除する。
・施設内への侵入を防ぐため、開口部に防虫ネット(目合い0.4mm以下)を展張する。やぶれがある場合は必ず補修する。
・黄色粘着板や黄色粘着テープを施設内や周辺部に設置し、成虫を捕殺する。
・多発すると防除が困難となるため、発生初期に表を参考に防除する。気門封鎖剤を活用するとともに、薬剤抵抗性の発達を防ぐためIRACコードが同じ薬剤を連続して使用することは避ける。
・農薬散布する場合は、花粉交配用昆虫への影響日数に注意して薬剤選定する。
・耐病性品種もトマト黄化葉巻ウイルスに感染するため、感受性品種と同様にタバココナジラミの防除を行う。
・コナジラミ類によりトマト黄化病(ToCV)も媒介されるため注意する。
トマト、ミニトマトにおけるコナジラミ類の主な防除薬剤
重要な記事
最新の記事
-
幻の青大豆「キヨミドリ」で作るみそ 真庭市で仕込み始まる JA晴れの国岡山2025年1月28日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月28日
-
【第2回JA女性職員活躍サミット】全国の10JA結集 まず職場環境整備を2025年1月28日
-
人気漫画の「米シーン」が米袋に 石川県産米を応援 JAグループ石川2025年1月28日
-
2月3日は「大豆の日」国産大豆商品プレゼントキャンペーン実施 JA全農2025年1月28日
-
【役員人事】クボタ(2025年3月予定)2025年1月28日
-
伐採跡地の再造林を加速 国内林業活性化へ 住友林業2025年1月28日
-
全国の野菜・果物が集結「にっぽん青果祭」大阪・扇町公園で4月開催2025年1月28日
-
旬の福岡県産「あまおう」パフェ 期間限定で登場 銀座コージーコーナー2025年1月28日
-
今年の節分は2月2日 親子で長さ7mのジャンボ巻きずしに挑戦 コープこうべ2025年1月28日
-
工場廃熱をCO2フリー電力へ変換 熱電発電システムを実用化 ヤンマー2025年1月28日
-
帰省など国内移動やインバウンドで堅調 外食産業市場動向調査12月度 日本フードサービス協会2025年1月28日
-
雨に強い大輪系「よく咲くペチュニア パフィン」シリーズに新色ブルー追加 サカタのタネ2025年1月28日
-
ライブコマース「旬彩ときめき!南房総いいものライブ直送便」29日に配信2025年1月28日
-
スロベニア・シンガポールでアシストスーツを販売開始 イノフィス2025年1月28日
-
エジプシャンクローバーの高精度全ゲノム解読 品種特性を最新ロングリード技術で解明 かずさDNA研究所2025年1月28日
-
「姫路いちごフェア」2月5日に開催 数量限定で無料試食も2025年1月28日
-
「植物工場業界の今 参入するのは今か?」ライブセミナー配信 矢野経済研究所2025年1月28日
-
米の備蓄制度 根本見直し議論を 産地の声2025年1月27日
-
【注意報】冬春ピーマン「斑点病」、冬春トマト「すすかび病」県内で多発 宮崎県2025年1月27日