かんきつ防除向け自動航行ドローン シェアリング事業を開始 イノチオ2024年11月7日
イノチオプラントケア(愛知県豊橋市)は、かんきつ類の防除を対象に、十分な防除効果と安全な運航が可能な、大型で自動航行をプログラムされたドローンをワンストップで提供するシェアリングサービスを始動。この冬から、説明会とシェアリング希望者の募集を始める。
イノチオプラントケアが進めるシェアリング事業の仕組み
同サービスは、産地をまたいだ生産性向上と様々なリスクを解決することを目的にしたドローン普及拡大プロジェクト。農林水産省の「農業支援サービス事業体ビジネス確立支援」に採択された事業で、今後、スマート農業の早急な普及に向け一翼を担っていく。
みかんの防除作業は、果樹栽培農家の減少、高齢化による労働力不足、中山間地が多いために進まない集約化、防除作業自体の被ばくリスクや酷暑化の作業など多くの課題が挙げられる。一方、ドローンによる防除作業は、導入費が高額で、操作に不安を抱える農家は、ドローン導入に踏み切ることができないという状況にある。
そこで、双方の課題を解決するためイノチオプラントケアは、機体の手配、ライセンス免許取得、メンテナンス、自動航行プログラムの設定まで請け負い、安心して利用できる事業モデルを確立した。
シェアリング事業では、同社があらかじめ、ドローン散布に必要な測量、航路設定、散布準備まで済ませたドローンを提供。利用者はライセンスを取得すれば、自動散布のため難しい操作は必要なく、安心・安全に利用することができる。
展開は、豊橋を拠点に、愛知県三河地域、知多地域、静岡県西部地域のみかん栽培エリアを予定。
展開エリア
◎今後のスケジュール予定
令和6年度秋冬:シェアリング希望者の募集、実証試験結果説明会・シェアリング事業説明会の開催
令和6年度冬:利用者向けライセンス講習
令和7年度春:ドローン4機体制でシェアリング事業スタート
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