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AIいちご自動収穫「ロボつみ」実証実験 都市型農業の半自動化に挑戦 アイナックシステム2024年11月27日

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アイナックシステム(福岡県久留米市)は、Fukuoka City スマート農業マッチングプロジェクトに採択。福岡市にある今津リフレッシュ農園で12月1日から都市型農業の半自動化の実現に向けた実証実験を開始する。

AIいちご自動収穫「ロボつみ」実証実験 都市型農業の半自動化に挑戦 アイナックシステム_01.jpg

AIいちご自動収穫ロボット「ロボつみ®」は、①事前設定したルートを、トラロープに沿って自動走行(特許)、②AIでいちごを10段階評価、大きさを判定、収穫に適したいちごを選定、③優しさを追求した果実収穫ハンド(特許)と、3つの特徴がある。

特許を2件取得した「ロボつみ®」は、収穫労働時間を約60%削減。また、いちごに触れずに収穫できるため、同社調べではいちごは従来より約4日ほど長持ちする。

多くのいちご農家では、ビニールハウス内の環境を一括制御しているため何かあった際には、同じ条件下で栽培しているいちごは一気にダメになってしまう危険性がある。また、いちごの収穫ピーク時には、朝早く・夜遅く・連日収穫し続ける必要があり、心身ともに過酷な生産現場となっている。

実証実験のイメージ

実証実験のイメージ

今回の実証実験では、1メートルほどの栽培棚に、それぞれ水・液肥・土壌温度・補光を自動化管理をするコントローラーを設置。同じビニールハウス内において異なる条件下で栽培することで、リスク分散しながら、実がなる速度を変え、定量生産が可能になると同社は見込んでいる。

また、1棚40メートルでなく小分けの棚にすることで、スペースに合わせた栽培棚の設置がしやすくなる。将来的にはいちご農家だけでなく、空港や社員食堂、ショッピングモール内等での設置をめざす。

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