乾田直播SOP「宮城県仙台地域版」「福島県浜通り地域版」公開 農研機構2024年12月23日
農研機構は12月20日、東北地方の水稲乾田直播栽培技術のさらなる普及のため、乾田直播栽培技術標準作業手順書「宮城県仙台地域版」と「福島県浜通り地域版」をウェブサイトで公開した。
農研機構は、水稲乾田直播栽培技術の全国への普及に向けて、各地方別(北海道、東北地方、九州地方)に乾田直播栽培技術標準作業手順書を公開。また、東北地方版をもとに、地域特有の気象・土壌条件や社会条件に技術を適合させた地域版が複数公開している。
新たに公開された手順書「宮城県仙台地域版」と「福島県浜通り地域版」は、宮城県仙台地域および福島県浜通り地域における水稲乾田直播栽培の手順について、圃場準備作業から収穫までの流れに沿って、事例に基づいて説明。現地の生産者が選択している機械や技術を参考情報として提供している。
水稲乾田直播栽培は、2023年度時点で宮城県仙台地域では200ha、福島県浜通り地域では240ha規模で技術の導入・普及が進んでいる。同手順書の活用により、両地域と周辺地域への水稲乾田直播栽培技術の導入・普及がさらに加速することが期待される。
利用にあたっては、以下のURLから、標準作業手順書のサンプル版を閲覧できる。標準作業手順書全編の利用には利用者登録(無料)またはログインが必要。
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