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アクアポニックス特化型パッケージ「アクポニ温室」と新型「垂直水耕タワー」開発 アクポニ2024年12月25日

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アクポニは、同社の特許技術によるアクアポニックス特化型パッケージシステム「アクポニ温室」と、従来のシステムを改良し、メンテナンスの効率化や野菜の生育促進のため改善した新型の垂直水耕タワーを開発。2025年1月より販売開始する。

アクアポニックス特化型パッケージ「アクポニ温室」と新型「垂直水耕タワー」開発 アクポニ.jpg

アクポニは自社農園において、アクアポニックスで育成可能な野菜や魚の品種拡大を目的とした栽培実証を実施。12月現在、実証済みの野菜は69品種、魚は6品種にまで拡がり、品種や作物の収穫重量などニーズの多様化とコスト削減へ対応するため、アクアポニックス専用のシステム開発と改善を進めている。

アクアポニックスに特化して開発されたパッケージシステム「アクポニ温室」は、アクポニが保有する特許技術(特許第6739709号)を活用し、水耕栽培と陸上養殖を独立、または結合して運用することが可能。温室は2連棟ハウス内で水耕栽培、育苗、陸上養殖の3つの区画に分かれており、各区画で環境制御を行える。また、断熱性と換気性能に優れ、冬季には保温性の向上、夏季には日照管理による温度上昇の防止が可能となるため、環境制御にかかる電力コストを削減できる。

魚と野菜を別々に生育する「非循環型」のアクアポニックスでは、水温やpHなどそれぞれの生育環境が異なる野菜と魚を組み合わせて栽培および養殖が可能。また、温度調整を行う水量が約半量となるため、環境制御にかかる電力コストを最大50%削減できる。

アクポニでは、2021年から垂直水耕タワーを販売している。同商品は縦型にすることで、従来と比較して集積率が大幅に向上し、面積あたりの収穫量が大幅に増やすことが最大の特徴。都市型農業にも適しており、これまで18農園への導入実績がある。

今回のリニューアルでは、水耕栽培装置の簡素化、設置作業やメンテナンス時間の短時間化と植物の収穫可能サイズの増大化を実現。また、根にあたる水の量を均一化することで一般的な垂直タワーで課題となる生育むらを解消できる。(特許第7131864号)

神奈川県藤沢市にあるアクアポニックス農園「ふじさわアクポニビレッジ」に設置され、2025年2月から一般公開を開始。また、今回のリリースを記念して、1月15日までの申し込みに限り、農場見学半額キャンペーンを実施する。

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