乾田直播での計画的雑草防除を支援「ノビエ葉齢判定アプリ」公開 農研機構2025年2月3日
農研機構は、水稲を乾田直播で栽培した時の主要な水田雑草であるノビエの葉齢を写真から判定し、その後の生長を予測するアプリを開発し公開した。スマートフォンで利用できるこのアプリは、ノビエの生長を予測することで、除草剤の効果的な散布時期を判断するのに役立つ。
図:葉齢判定(左)と
生長予測(右)の結果を示した画面例
乾田直播栽培の雑草対策では、水稲の出芽から入水前までの乾田期に、主要な水田雑草であるノビエの葉齢が大きくなり過ぎないうちに除草剤を散布することが推奨されるが、水稲が出芽する時期は気温が高く、ノビエは早く生長してしまうため、効率的に葉齢判定と生長予測を行う技術が必要だった。
農研機構では、誰でも簡単にノビエの葉齢を判定し、その後の生長も予測できるアプリを開発。同アプリは、機械学習に基づく画像解析によって、水田に生えているノビエの写真から葉齢を判定し、ほ場付近のアメダス情報をもとにその後の生長を予測。2.5葉期、3.5葉期、4.5葉期に達する日も予測できる。また、アプリで示される生長の予測結果から、除草剤の散布時期を計画することも可能になる。
Android端末用に加え、iOS端末用を公開。Google PlayまたはApp Storeで「ノビエ」と検索、もしくは二次元バーコードのページからダウンロードすれば使用できる。
「ノビエ葉齢判定アプリ」ダウンロード用の二次元バーコード
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