国内アンモニア産業の競争力を強化 肥料アンモニア協会が賀詞交歓会2013年1月9日
日本肥料アンモニア協会は1月8日、東京・一ツ橋の如水会館で新年賀詞交換会を開いた。
木下小次郎会長(日産化学工業代表取締役社長)は、世界的な食料増産ニーズを受けて「農業を支える肥料と、その原料相場は高値で安定している。原料の輸出国は資源ナショナリズムを強めており、今後も相場は右肩上がりで推移するだろう」との見方を示した。そうしたなか、「肥料原料のほとんどを海外に依存している国内の肥料メーカーは原料確保と安定供給に向けた自助努力をして」おり、政府によるさまざま面での支援も必要だと述べた。
具体的には、農林漁業成長産業化ファンド創設による持続可能な力強い日本農業の早期実現を期待するとともに、石油石炭税や地球温暖化税などによる原料段階からの2重3重の課税構造の改善による国内アンモニア産業の競争力強化を粘り強く訴えていきたいとした。
副会長の小池一平氏(コープケミカル取締役社長)は、東日本大震災発生から2年近く経つが、「いまだ復興は道半ばにも達していない。農業の生産現場が必要としている肥料を安定的に供給することで、復興を手助けする業界にしていきたい」と新年の抱負を述べた。
(関連記事)
・亜リン酸で農産物の高品質化・収量増 土づくりシンポジウム(2012.12.05)
・肥料は微増も全体では減収減益 コープケミカル第2四半期決算 (2012.11.12)
・肥料売上高は前年同期並み 電気化学工業第2四半期決算 (2012.11.09)
・肥料価格2期連続で値下げ JA全農24肥年度春肥価格を決定 (2012.10.31)
重要な記事
最新の記事
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(2)今後を見据えた農協の取り組み 営農黒字化シフトへ2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(3)水田に土砂、生活困惑2025年1月23日
-
災害乗り越え前に 秋田しんせい農協ルポ(4)自給運動は農協運動2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(1)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(2)2025年1月23日
-
人づくりはトップ先頭に 第5次全国運動がキックオフ 150JAから500人参加【全中・JA人づくりトップセミナー】(3)2025年1月23日
-
元気な地域をみんなの力で 第70回JA全国女性大会2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(1)新しい仲間との出会い 次世代へつなげるバトン 青森県 JA八戸女性部 坂本順子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(2)この地域を、次世代に繋ぐ、私たち 山梨県 JA南アルプス市女性部 保坂美紀子さん2025年1月23日
-
【JA女性組織活動体験発表】(3)私たちの力で地域をささえ愛 愛知県 JA愛知東女性部 小山彩さん2025年1月23日
-
旧正月【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第325回2025年1月23日
-
地元産米を毎月お届け 「お米サポート」スタート JAいずみの2025年1月23日
-
定着するか賃金引上げ 2025春闘スタート 鍵は価格転嫁2025年1月23日
-
鳥インフル 米アイオワ州など5州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
鳥インフル 英シュロップシャー州、クルイド州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月23日
-
スーパー売り上げ、過去最高 野菜・米の価格影響 「米不足再来」への懸念も2025年1月23日
-
福島県産「あんぽ柿」都内レストランでオリジナルメニュー 24日から提供 JA全農福島2025年1月23日
-
主要病虫害に強い緑茶用新品種「かなえまる」標準作業手順書を公開 農研機構2025年1月23日
-
次世代シーケンサー用いた外来DNA検出法解析ツール「GenEditScan」公開 農研機構2025年1月23日
-
りんご栽培と農業の未来を考える「2025いいづなリンゴフォーラム」開催 長野県飯綱町2025年1月23日