中期計画を見直し 朝日工業2013年5月14日
朝日工業は5月10日、中期経営計画の見直しを発表した。
同社は平成23年2月に23?27年までの5カ年計画を公表した。しかし、直後の東日本大震災により、需要の低迷や大幅な電気料金の値上げなどがあったため2年連続で目標値と実績値に大きな差が生じたため、新たに25年からの3カ年の数値目標などを定めた。
新たな目標値は27年度売上高500億円、経常利益16億円で、同社の創立100周年となる47年に売上高1000億円をめざす。
事業別の具体的な取組としては、肥料事業は有機肥料の原料開発力を活かして収益拡大をめざす。特に24年の法改正で肥料原料として使えるようになった畜ふん堆肥を利用した低価格有機肥料の製品化、シェア拡大をめざす。また、種苗事業では、熊本県で耕作面積を拡大している大玉トマト「アニモ」を茨城、千葉、栃木、愛知などに拡大するほか、台木などの販売拡大をめざす。そのほか、オランダの種苗会社と提携し、耐病性野菜品種の開発を進める予定だ。
(関連記事)
・農業資材が好調 朝日工業3月期決算(2013.05.13)
・肥料事業は売上高伸びるも減益 朝日工業が第2四半期決算(2012.11.06)
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