超高効率な精米工場 東洋ライス リンクウ工場2013年6月12日
東洋ライスの独創的技術を集大成した、超高効率精米工場「東洋ライス リンクウ工場」が、6月1日より本格稼働を開始した。
「東洋ライス リンクウ工場」は、同社が新たに開発した最新鋭の機器を揃え、高品質、高効率な精米を実現した。また、全く新しいシステムを導入し、従来の精米工場とは比較できない驚異的な高効率化を達成した。
「超高効率精米工場」時代の幕開けを告げる「東洋ライス リンクウ工場」には、数多くの優れた特長があるが、その中からいくつかを紹介する。
(写真)
関西圏の拠点精米工場となる「東洋ライス リンクウ工場」
◆準無人化工場でムダがない
準無人化工場であり、作業員が必要な場所は、「管理室」「荷受け室」「包装・出荷室」での昼作業だけ。夜間は無人運転となる。通常、プラント機器は無灯・無人で運転する。作業員は機器の掃除なども不要であり、少人数での運営ができ、光熱費も僅少。
作業はシステム化・無人化によりムダが無い。玄米をサンプリングし、張り込み口に投入、作業工程をプログラムし必要なボタンを押すだけなど、作業ロスが最少になる。
最少ロットは30kgから生産可能で、大ロットうるち米生産中に、小ロットもち米の生産を割り込ませることも可能だ。うるち・もちの普通精米、無洗米にも即対応している。
◆ロット切り替えわずか60秒
新方式の安全確実な虫対策により、虫混入ゼロ化を実現。作業員の清掃や殺虫剤処理が不要となった。
選別性能を高めた新型石抜機、新機種の軽異物除去装置、光学選別機の盲点を究明して開発された新型カラセンを導入し、異物混入ゼロ化を実現。糠玉問題も大幅に解消した。
ロス米は無く、残留米ゼロで完全コンタミレスを実現した。また合理的システムにより、半製品や各アイテムの余剰製品は極めて少ない。さらに人的ミスの防止と正確なトレィサビリティーが可能な、完璧な生産管理体制を構築した。
従来機では数十分かかったロット切り替え時のロスタイムは、僅か60秒に短縮し大幅なコストダウンを実現。
消費エネルギーは史上最少。CO2排出も最少。省エネ省電力型の従来工場と比べ、半分以下の消費電力。
多品種少量生産可能で、小さく静かな工場だが、1日あたり玄米120トンの高い処理能力がある。
(写真)
リンクウ工場について説明する雑賀慶二・東洋ライス社長
◇
東洋ライス リンクウ工場の所在地・連絡先は、〒598-0093大阪府泉南郡田尻町りんくうポート北5-8(TEL:072-466-3011)。
(関連記事)
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