24年度安全型式適合機、14機種113型式2013年7月17日
農研機構生研センターは平成24年度の安全鑑定結果のとりまとめを公表した。年度全体の安全鑑定適合型式は14機種113型式で、23年度に比べて47型式減った(本文下図表参照)。主な機種の特徴は次の通り。
【農用トラクター】
乗用型は6社56型式で、搭載機関の定格時出力は12?174kW(16?237馬力)、排気量は1.115?6.727Lだった。全体のうち100馬力以上の割合は16%程度で、23年度が35%だったのに比べて大きく減った。
また、23年10月からディーゼル特殊自動車に対する排出ガスの国内3次規制に対応して、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を窒素と水に分解する「尿素SCRシステム」を搭載した輸入機が安全鑑定適合機の中で9型式あった。
歩行型は4社9型式で、うち6型式がガソリン機関を搭載した管理専用機、3型式がディーゼル機関を搭載したけん引駆動兼用型だった。
【田植機】
すべて乗用型のみで、マット苗用4?8条植えが7型式、ポット苗用6、8条植えが2型式だった。元々海外向けだったものを国内向けにアレンジしたものや、速度上限設定機能、苗載せ台端寄せ機能、車速連動植付深さ調節機能などを装備したものがあった。
【コンバイン】
6条刈の自脱型が1型式、刃幅159?250cmの普通型が2機種だった。自脱型1型式は、自動化の機能を絞りクローラ・チェーンなどの耐久性向上を図るなど大規模営農集団を意識した機種だった。普通型は大豆、ソバ、小豆などにも対応可能な機種や、4tトラックに積載可能で公道も走行できる小型汎用コンバインもあった。
(関連記事)
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