シンガポールに日本産米輸入精米販社 クボタ2013年7月19日
クボタ(本社:大阪市浪速区、会長兼社長:益本康男)は8月1日、最新の自社製精米設備を備えた日本産米の輸入精米販売会社をシンガポールに設立する。
昨年4月に事業を開始した「久保田米業(香港)有限公司」同様、シンガポールでも玄米を日本から輸入し、現地で精米することで、より美味しい日本産米を提供していく。
同社は今後、海外で日本産玄米を輸入し、精米を販売する事業を拡大していくことで、日本農業の大きな課題である、農産物の輸出増大政策を支援していく考えだ。
日本では食生活の多様化、人口の減少と少子高齢化の進行により、コメの消費量が減り続けている。また農家は後継者不足などの課題を抱えており、日本農業を取り巻く環境は更に厳しくなってきている。
長年クボタは、農業機械メーカーとして農家とともに歩んできたが、日本の農業を活性化し、日本農業に貢献したいという思いから、海外へのコメ輸出を支援する目的で、昨年香港に日本産米の輸入精米販売会社を設立した。
このたびの会社ユン設立の狙いは、香港に次いで日本産米の輸出量が多いシンガポールで、日本から玄米を輸入し、現地で精米するという同社の特徴を活かした精米販売事業を展開し、更に日本産米の需要拡大を目指していくというものだ。
同社は今後も日本のコメ生産者と連携し、海外へのコメ輸出を支援していく考えだ。
【会社概要】
○会社名:Kubota Rice Industry(Singapore)PTE Ltd.
○設立日:2013年8月1日(予定)
○所在地:シンガポール国内の食品工業団地内に設立予定
○資本金:200万シンガポール$(約1億6000万円)
○出資比率:株式会社クボタ100%
○事業内容:日本産米の輸入精米販売
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