スイスで排ガス規制認証取得 ヤンマー2013年7月22日
ヤンマーは、このたび19kw?37kwの出力範囲で、世界で最も厳しいディーゼルエンジン排出ガス規制であるスイス連邦のOAPC(大気汚染防止法)認証を、世界で初めて取得した。
ヤンマーの小型産業用ディーゼルエンジンは、スイス連邦環境局のホームページ上で、OAPC認証エンジンリストに掲載された。
同ホームページでは、ヤンマーが19kw?37kwのエンジン出力帯で世界初のOAPCエンジン認証取得企業であり、クリアが難しい小さな出力域で認証を取得した環境技術の先進性について「革新的である」とのコメントが紹介されている。
近年は地球環境保護のため、世界各国で内燃機関から排出される環境負荷物質の規制が、一段と厳しくなってきている。
日米欧では2013年より、ノンロードディーゼルエンジンの出力56kw未満で一段と厳しい排出ガス規制が開始される。ヤンマーは各国の厳しい新規制の認証を取得し、同社びわ工場(滋賀県)でディーゼルエンジンを量産している。
環境先進国であるスイス連邦は、国内の建設現場などで使用される作業機搭載のディーゼルエンジンに対し、新規制適合に加え、さらに厳しいOAPC排出ガス規制をクリアすることを要求している。
日米欧の新規制は、排出ガス中に含まれるPM(煤などの浮遊粒子状物質)の質量を規定するものだが、OAPC規制はそれに加えて、一定作業時間あたりの排出ガス内に含まれる直径20?300ナノメーターのPM粒子数を、大幅に削減することを要求する非常に厳しい規制だ。
それらをクリアし、ヤンマー製小型産業用ディーゼルエンジンが、世界で初めてスイス連邦の認証を取得したということは、同社の環境規制適応性技術の先進性が証明されたものだといえる。
(写真)
スイスで世界初の排ガス規制認証を取得したヤンマーのディーゼルエンジン
(関連記事)
・大賞は100万円 ヤンマー学生懸賞論文・作文(2013.06.20)
・2013年3月期連結増収増益決を発表 ヤンマー(2013.06.12)
・一兆円企業目指し新たな成長戦略を推進(2013.04.03)
・ベトナムに駐在員事務所設立(2013.04.03)
・ヤンマーがブランドプロジェクト始動(2013.03.19)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日