米の残留農薬分析で試験所認定取得 サタケ2013年8月5日
サタケ(本社:東広島市、佐竹利子代表)は、玄米及び精米の「残留農薬一斉分析法」で、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)より、ISO/IEC17025に基づく試験所認定を取得した。
サタケは2006年5月に「米のカドミウム分析」で、ISO/IEC17025に基づく試験所認定を取得したのをはじめ、2011年7月には「米のDNA品種鑑定(定量分析)」と「包装米飯の微生物試験(無菌試験)」で認定を取得しており、今回を含め4つの分析分野で認定を取得したことになる。
今回、認定を取得した分析は、ポジティブリスト制度に対応した米の残留農薬一斉分析法で、148成分の農薬を測定対象にしている。
2006年にポジティブリスト制度が施行されて以降、信頼性の高い残留農薬分析に対する要望が高まってきている。そこで、適正な運営管理の下、確かな技能を有する試験所の証明として、ISO/IEC17025に基づいた認定を取得したものだ。
分析検査サービスは、8月1日から受託をスタートした。分析料金は1検体15万7500円(税込み)。分析結果は、認定機関(JAB)のロゴマークが付いた報告書で通知し、依頼者に分析結果の保証を行う。
これにより依頼者は、貿易流通時の再検査が不要になるなどのメリットが見込める。従来の235成分分析の受託も1検体5万2500円(税込み)で継続して行っている。
(写真)
残留農薬一斉分析のようす
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