中国に農POフィルム生産工場設立 三菱樹脂2013年8月19日
三菱樹脂の100%子会社である無錫菱樹農用薄膜材料科技有限公司(中国・江蘇州無錫市、以下、無錫菱樹社)は8月7日、農業ハウス用高機能フィルムの製造工場を完成。同日、開業式を行った。
中国の施設園芸農業は、施設面積が日本の70倍以上あり、さらに今後も面積の拡大、施設の大型化が見込まれている。三菱樹脂は中国での農業資材関連事業の拡大に取り組んでおり、昨春、約20億円を投じて、今後中国での普及が期待される2?5年ほどの長期間使える農用ポリオレフィン系フィルムを現地生産するための子会社無錫菱樹社を設立。今回、その工場が完成した。
開業式で、三菱樹脂の姥貝卓美取締役社長は「高品質、高性能な製品を低コストで提供し、中国での農業生産、安全安心な食品づくりに貢献していきたい」とあいさつ。無錫菱樹社の大林厚董事長は、「中国のため、日本のために貢献できる会社をめざしたい」と抱負を述べた。
三菱樹脂では、2015年度の無錫菱樹社の売上高目標を15?20億円としている。
(写真)
(左から)完成した農POフィルム工場外観、8月7日の竣工式の様子
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