バッテリー不要の防火シャッター「メカセーフ」2013年9月24日
三和シヤッター工業は電源供給やバッテリーが不要の防火シャッター「メカセーフ」を開発した。9月25日から全国発売する。
火災時のみ閉鎖する防火シャッターは、平成17年の建築基準法改正で、はさまれ事故などを防止するための危害防止装置の設置が義務付けられた。
このため、日頃は開閉しないにもかかわわらず、装置を機能させるための外部電源やバッテリーが必要で、ランニングコストがかかっていた。
これに対し、「メカセーフ」は電気を使わない機械制御で開閉を行う。感知器からの防災信号を受けてシャッターが自動で降下し、障害物に接触するとブレーキがかかるなど、すべてワイヤーで制御する仕組みだ。
これにより、電気配線工事や普段の待機電力、バッテリー交換の費用などが不要となり、ランニングコストを抑えることができる。
設計範囲は、防火シヤッターが幅1400?12500mm、高さ1000?6000mm。防煙シャッターが、幅1400?11000mm、高さ1000?6000mm。参考価格は、標準的な幅5000mm、高さ3000mmの防火防煙シャッターで107万円(税込み、諸経費は含まず)。
この製品は既存のシャッターに後付けすることができないため、「大規模な倉庫や物流センターなどの新設での導入」(広報課)を主な販売対象として、初年度10億円の販売をめざす。
商品の問い合わせは三和シヤッター工業お客様相談センター(TEL:03-3346-3011)まで。
(写真は「メカセーフ」付き主導式防火防煙シャッターの取り付けイメージ)
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