ネギ専用培養土「ファンクション 葱キング」2013年9月27日
サカタのタネは、生育速度が速い、肥効が長い、成苗率が高い、と3拍子そろったネギ播種用培養土「ファンクション 葱キング」を10月1日から発売する。
培養土「ファンクション」シリーズはレタス、ハクサイ、ブロッコリーなどの葉物野菜の育苗で高い評価を得ているが、ネギはこれらの野菜に比べて、およそ倍となる60日間もの育苗期間を要するため、そのまま転用することができなかった。
「葱キング」は焼成赤玉土、ココピート、欧州産ピートモス、ゼオライト、微量要素などをバランスよく配合し、ネギ播種専用に改良した新商品だ。高い保肥力と保水性・透水性・通気性があり、通常の培養土よりも生育速度が速く、葉先枯なども起こりにくいため、成苗率が高い。肥料成分添加量は窒素700mg/L、リン酸1100mg/L、カリ300mg/Lで、肥効が長いため定植までの追肥も不要だ。根量が多く、根回りがいいので、セルトレイから苗を抜くのも簡単で機械定植にも使えるなど、作業性にも優れている。
茨城、埼玉、群馬、静岡各県での試作でも、成長速度の速さ、成苗率の向上、苗の品質などで生産者から高い評価を得たという。
1袋40リットル(約16kg)入りで、セルトレイ約10枚分になる。出荷単位は1パレット(60袋)。オープン価格で、10月1日から全国の種苗店、資材販売店、JAなどで受注を受け付け、11月初旬から順次発送する。
同社は、近年、ネギ専用の培養土の需要が堅調に推移していることから、「重要度がますます高まるネギ播種用培養土の決定版」としてこの製品を積極的に拡販していきたい考えだ。初年度の売り上げ目標は6000万円。
(写真)
上:パッケージ写真と内容物(右下カコミ)
下:根の生育状況の比較。左は通常の培養土、右は「葱キング」。根量が違うのが一目でわかる。
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