紙のアート「紙わざ大賞」 15日まで展示会2013年12月12日
紙で作ったアート作品を競う「第23回 紙わざ大賞」(事務局:特種東海製紙(株))の入賞作品展が、12月12日から東京・銀座の十字屋ホールで開催されている。
紙わざ大賞は、接着剤や骨組み以外にはすべて紙をつかった作品のコンクール。毎回、プロのデザイナーから学生、主婦まで幅広い層からの応募があり、素材としての「紙」の魅力を追求した多彩な作品が寄せられている。
23回目となる今回は357点の応募があり、このうち85点が入賞した。
今回、大賞を受賞したのは16歳の高校生西岡柊さんの「海にとける月」。トイレットペーパーの水に溶けるという特性から、海に漂うクラゲを連想し、細くよったトイレットペーパーを編んで創った。西岡さんには副賞として50万円が贈られる。
作品展は、この大賞をはじめとして、紙でつくられたとは思えないような質感を表現したり、紙ならではのしなやかさや緻密さを巧みにつかった作品など、全入賞作品が展示されている。そのほか、特種東海製紙が販売に力を入れている「D'CRAFT」(米袋などに使われているクラフト紙をエンボス加工した新しい包装紙)の紹介などもある。
展示会は15日まで4日間の開催で入場無料。開館時間は10時から19時(最終日は17時)まで。
問い合わせは特種東海製紙紙わざ大賞事務局(TEL:03-3273-8510)まで。
(写真)
左が大賞の「海にとける月」。右は展示会会場のようす。
(関連記事)
・静岡県島田工場で紙わざ大賞作品展 特種東海製紙(2013.07.16)
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