アグリヒーロー応援プロジェクト来春始動 井関2013年12月20日
井関農機では、農業の大規模化、水田のフル活用という日本農業の変化に対応し、農業機械だけでなく、生産管理・栽培技術を含めた多面的な営農提案により農家を支援する「アグリヒーロー応援プロジェクト」を始める。
日本の農業環境は、土地利用型農業において大規模化が進んでいるが、同時に生産コストの低減が求められている。また農政の水田フル活用という方針の下、水田での主食用の稲作から飼料用の稲作、麦・大豆への作付け転換が進められている。
これまでの水稲栽培から、他の作物の生産に切り換えることは、栽培方法そのものが大きく変化することであり、農地管理、作業手順管理、栽培管理などの精度向上が求められる。
こうした変化は、生産者農家にとって未経験のことも多く、これから規模を拡大していく経営体においては、生産管理や栽培技術を再構築していくことが課題となってくる。
これまで同社は、農業機械の提供やメンテナンスなどにより農業を支援してきた。今後は国内農業の変化に合わせ、農業機械のみならず生産管理や栽培技術など、農業経営全般の営農ソフトについても提案をしていくことで、日本農業に貢献していく意向だ。
◇
「アグリヒーロー応援プロジェクト」概要は次の通り。
1.「アグリヒーロー」とは、日本農業を支える生産農家のこと。同社は農業機械だけでなく、生産管理や栽培技術など農業経営全般の営農ソフトを提案し、現場でサポートすることでアグリヒーローを応援していく。
2.「アグリヒーロー」を応援する人材を以下の方針で育成する。
▽栽培の基本となる土作りを提案できること。
▽大豆・麦・野菜・水稲の栽培技術、低コスト生産技術を提案できること。
▽ICT技術を用いた作業管理、経営管理、GAP指導ができること。
3.プロジェクトの開始時期:2014年4月。
この件に関する問い合わせは、同社IR広報室(TEL:03-5604-7709)まで。
(関連記事)
・井関農機、26年度上期新商品を発表(2013.12.13)
・北米、中国で農機販売好調 井関農機(2013.11.13)
・タイ王国に販売会社設立 井関農機(2013.10.01)
・売上高2.2%増の348億円 井関第1四半期(2013.08.08)
・井関、トラクタ「ジアス」NTシリーズ新発売(2013.06.27)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日