廃熱利用冷房機 ヤンマー・日立が販売協力2014年1月30日
ヤンマーエネルギーシステム(株)と日立アプライアンス(株)は、関西地区で小規模ガスコージェネの廃熱を利用して冷房を行う日立アプライアンスの小型廃熱投入ガス吸収冷温水機「ジェネリンクmini」の販売協力を、2月1日より開始する。
東日本大震災以降、停電対応や節電を目的に、ガスエンジン発電機の導入や、ガスによる省電力空調を計画する小規模ビルや事業所が増えている。
ヤンマーエネルギーシステムは、こうしたニーズに対して、小型ガスエンジンと廃熱温水ボイラーなどを組み合わせた「マイクロコージェネレーション」を多数納入してきた。
このマイクロコージェネの特長は、ガスエンジンからの廃温水を、暖房や給湯へ容易に利用できることだ。しかしながら夏場には、温熱需要が低下することから、廃温水の有効利用が求められていた。
そこで両社は、マイクロコージェネからの廃熱温水を利用して冷房を行う、小容量タイプの廃熱投入ガス吸収冷温水機「ジェネリンクmini」の販売拡大に協力することを決めた。
当初は関西地区で設計事務所や設備工事会社などを対象に営業活動を行う予定で、2014年度は12台の受注を目標にしている。
(図は、 「マイクロコージェネレーション」+「ジェネリンクmini」の組合せシステムのフロー)
(関連記事)
・A-FIVEとヤンマーが提携 (14.01.29)
・国内農機事業を統括する新会社設立 ヤンマー(2013.12.18)
・中国で小型産業用エンジンを生産 ヤンマー(2013.10.31)
・インドネシアで鋳造部品を現地生産 ヤンマー(2013.10.01)
・スイスで排ガス規制認証取得 ヤンマー(2013.07.22)
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