施肥量30~50%削減 5種類の新施肥機2014年4月3日
農研機構と井関農機が共同開発
農研機構はこのほど、井関農機と共同で畝(うね)立ての際に肥料を畝の中央部にだけ、線状に土壌と混合して施用できる「畝内部分施用機」のラインアップを完成させた。この施肥機は施肥量を30~50%削減できる。

畝のさまざまな規模や形状に対応した5種類がある。畝間など無駄なところには施用しないので、従来のほ場全体に肥料を施用する全面施肥と比べ、肥料の施容量を大幅に削減でき、生産コストの削減と環境への負荷を低減させることができる。
同機構は平成13年度から露地野菜で研究を始め、これまでに3条用、2条用、平畝用、全面マルチ用を開発してきた。今回4条用の畝内部分施用機を市販化し、露地野菜経営規模や各種の畝の形状に対応できる「畝内部分施用機」のラインアップを完成させた。「畝内部分施用機」というトラクター装着型の専用作業記で施肥する。
全国22道県40カ所以上の農家ほ場で現地実証を行った結果、葉菜類だけでなく、根菜類、果菜類、花き類など多くの作物栽培で30~50%の施肥量削減の効果が確認された。
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